シゲルカワイと電子ピアノについて(本物の音に迫る)

今日は調律を今入れています。

ようやく春になりかけて部屋が暖かくなりやすくなったので、調律を入れます。

とにかくピアノは冷えているととんでも無く調律が狂います。

今時期ぐらいなら調律をしても大丈夫です。ただしガンガンにやっぱり暖房は入れていますが(笑)

でも以前ほどガンガンにピアノは冷えていません(フレームを触るとわかります)

さて・・・今は調律で時間が余っているので、色々とピアノに関してのお話でも書こうかと。

電子ピアノに関して

電子ピアノはここで述べているように、私は応援していません。バイエルレベルぐらいならば良いのですが、ペダルを使い始めると、正直ダメです。

でもこれって・・・企業の努力が足りないんじゃ?・・・と思っています。

結局、倍音の発生量が計算されていないんです。

ここでも述べていますが、強く叩けば叩くほど、ピアノはきつい倍音が発生するんです。

でも電子ピアノってその設定はないです。

ひょっとすると最新の100万円ぐらいする電子ピアノはそうなのかなあ?

今度触りに行ってみますが・・・。

でも今までの高価な機種では強く叩いても、すごくいい美しい音が出るんです(笑)。

つまりあえて汚い倍音は消している。そうしないと「やだこのピアノ、音が汚い!」と言われて買わないでしょう?

どんなふうに弾いても美しい音が出るから、多分みんな買うんです。

でもね・・・実はシンセサイザーはきちんとそういう設定をしています。

強く叩くと倍音が増えるように設計されているんです。

私の持っているSY99(超古!)なんかそういう設定で、音の分析ができるようになっているのですが、マジですごい!

音の構成はFM音源というのですが、このFM音源において、ベロシティ(強く叩くレベル)が増えるとそれにつれて、倍音が増える設定にわざわざできているのです。

もっと電子ピアノもそういうエグい設定をしてくれればひょっとして、グランドピアノ並みの音質が出るんじゃないのかな?

単純にできないのでは無くて、企業が売れ線のためにわざとそうしているんじゃないかと。

同じようにそれはシゲルカワイでもそう感じる時がります。

あれって汚い音が出ない。それはそれで愛好家が増えるのは当然ですが・・・

でもやっぱりきつい音(倍音が多い)が出ないんです。

もちろんシゲルカワイはそれなりに設定を変えれば、硬い音も出るとは思いますが、多少カワイらしさがなくなるかもしれません。

それはそれで残念なんですよね。難しい。

どちらにしても電子ピアノであっても舐めずにメーカーは勇気を出して

汚い音も含めて本物に迫りました!この電子ピアノ!

という機種を出して欲しい。

あ、でももちろん、きつい音は=基音じゃないですよ(笑)

今回、その辺りも含めて

ロシア奏法と重量奏法(重力奏法)はどう違うのか?

新しく作ってあります。