そうですねえ・・・
まあ正直言って・・・おかしな内容でしたね（汗）。
半分以上は完全にオカルト（超常現象）な内容でした（汗）。
あ、何でも”オカルト”と、”カルト”は違う意味らしいです。
オカルトは超常現象を指していて、カルトというのはオウム真理教のような何某かの密教などにハマって崇拝しているようなことを言うらしいです。
まあどちらも当たっているとは思うのですが・・・（汗）。
どう言う内容かと言うと・・・例えば・・・以前から私が言っているように、
- 手の下に手を入れて、かき混ぜると劇的に音色が変化する
- 打鍵した後で手のひらを裏返しにすると音色を変化させることができる
- ロシア奏法だとピアノの調律をするが如く、音を高くも低くもできる。（注・これはロシア奏法を指しているわけではありません）
- ロシア奏法は弾いた後で手をすぼめると音が手のひらに集まって密度の高い音色が手のひらから発音される（注・これはロシア奏法を指しているわけではありません）
まあそれらも含めておかしな奏法を指導しているな、と言う印象でした。
まあ倍音、基音、と言う内容はまあ、言いたいこと、表現したいことはわかるのですが・・・。
だけど「これがロシア奏法だ！」などと言っていたら他の真面目にやっているいわゆる「ロシア奏法」の先生に迷惑がかかるんじゃないのかな？
そうでなくても同じく「重量奏法」の指導をしている私までカルト扱いされてしまう（実際そういう苦情？の問い合わせを昔もらいました）
この団体のもう一人のyoutubeも一部見たんですが・・・ほぼ同じ内容ですね。
多分ボスがこう言う指導をしていることは間違い無いんでしょうけど・・・
問題はこういうオカルトチックな内容は一般人が見たら「絶対おかしいよ！」と疑うのが普通なのですが・・・。
ここ指導者は本気で信用している。なぜなんだろうと・・・。
そこが・・・昔のオウム真理教と似ているんだろうなと。
もちろん・・・ここの指導者たちにはオウム真理教を知らない世代もいるかもしれません。
もうかれこれ20年も前の事件ですから。
オウム真理教の信者って意外と高学歴な人も多かったような気がしたんですが、そう言う人たちがカルト宗教にハマってしまう。
それがあの当時最大の謎だったのですが・・・
一説には、世の中でどうにもならない無力感を持った人たちが、オカルト現象の世界だと、一般の何も起こらない世界と違って、理解し難い超常現象が起こせるという世界に魅力を感じてハマってしまったという信者の証言がありました。
それと同じなのではと。
ピアノの世界は確かに大変な世界でなかなか進歩しないんですよ。
それでノイローゼになりがちな人って大勢います。
で・・・結局ノイローゼになってしまう人はピアノを辞めてしまうんですけど・・・
それが辞めずにこのカルト奏法教団に入ってしまうんじゃないかと。
そうすることによって、自分も超常現象を起こせてピアノが上達するのでは？と。
もちろん、この団体が最初に目指したいと思っていた音色の美しさを目指す、もしくは楽にピアノを弾くためには？と言う意味合いはよくわかりますよ。
でもその研究が・・・単なるカルトの世界に走ってしまったと言うか・・・。
大体の参考のための本は全部目を通しました。
でも・・・ロシア人の本には一切オカルトチックな内容は書いてありませんでした。
なのでこれからHPにまとめて書いていく予定ですが・・・。
やっぱり・・・ああ言うことを信じてしまう人たちの心理状況がいまいち理解できん（汗）。
