ものすごく古い本ですが、往年のピアニスト達の意見が述べられています。
その中に例の・・・
G,ネイガウスの師匠のL,ゴドフスキー
による重量奏法についての細かな記述があります。
〜第3が新しい時代の腕の重力による演奏である〜
〜演奏を硬くするチェルニー時代の奏法は現在は少なくなってきた〜
これを書いたのがいつかは分かりません。
ゴドフスキーはしかし1870~1938の間です。しかも彼は20の時からすでに演奏活動をしているので、1900年の時にはすでに世界中に重量奏法(重力奏法)が蔓延っていたということになります。
彼はエストニア人ですが、ほとんどをアメリカとヨーロッパで過ごしています。
他にも数多くのピアニストの記述がこの本にはあり、なかなか楽しめる内容です。
どちらかというとテクニックなんかよりも、音楽性や、どうやってピアノに望んだら良いか?ということが多く書かれています。
そして・・・この大ピアニストの中には・・・ネイガウスはいません(笑)。
現在この本はアマゾンでは古本で1680円送料無料であります!!。
新品で買うにはちょっとなあ・・・とは思いますよ。
でも中古だったら何冊も色々読んでもらいたいです。
ネイガウスの本は持っていたら売っちゃったらええ!あんな本。
現在はカルト集団の奏法についての記述を別ページで書いています。
音色のこととか、25種類のタッチのこととか、脇を閉めて手をハの字にして筋肉を固めて弾くとか(これって新時代の筋力奏法ですよね!すごい発明!・・・でも重量奏法じゃない・笑)、倍音、基音のこととか・・・もちろん!オカルト奏法のこともですが。
おおよそロシアでの奏法メソッドとは程遠い・・・・・・・・・・・・・・。