力まない弾き方とジストニアの人々への巻(?)

最近実はある研究をしています。

研究なんて大袈裟ででして(笑)論文とか、研究発表とかっていうふうに威張る気はないです(汗)

そういうことを言う人は虚勢、虚栄心しかないと思うので。

そうじゃなくて、根本的に、いろんな悩みを持っている人に役にたてば、という思いです。

マジで。

で、どういうことかというと・・・

ピアノ弾きっていつも『力み』に悩むと思うんです。

あるパッセージが弾けない。その弾けない理由はいろいろあると思いがちですが・・・

いやそうじゃないと思いますよ。

多分・・・全部・・・

力んでいる。

これだけだと思うんです。

しかもその力みが最悪なことに

脳にデータを書き込んで、それがROM状態になって(もしくはハードディスクが壊れてしまって)書き換えができない状態。

つまり、何度も練習しても、力が入って直らない。

これ、完全に脳から『力を入れろ』という命令が手に下って、本人が頑張っても直らない。

こういう現象だと思うんです。

それの顕著な例は・・・

トリル

そうです!トリルはみんな怖い(笑)

そりゃそうですよ。だって一瞬、すごい速さで弾くんですから。

あれだけ速く弾くって、正直ショパンエチュード並の速さですよ。

そりゃ力が入ります。

なのでトリルはいかに力が入らずに練習するか・・・なんですが・・・

これが最初の練習の時に脳に『力を入れろ』という命令系統が出来上がってしまうと厄介(汗)。

この脳に対しての書き込みの変換が課題だ、と思うんです。

私は特にショパンエチュードとかって絶対力入れないんです。

入れたらおしまい。絶対弾けない。

そこが某〇〇ア奏法連中と完全に真逆だと思うんですがね。(言っときますが、全ての〇〇ア奏法連中が変じゃないと思いますよ。中にはまともな人もいる)

でですね・・・ここからが本題です。

私思うに・・・多分ジストニアっていう病気、これ・・・上記のことに関係しているんじゃないかと。

最近色々なジストニアの人のyoutubeを見たんですが、どの人も難病じゃなくて

「なんだ力が入ってんじゃん、指を動かして弾いてんじゃん、重さ使ってないじゃん」

という感じだったんです。

それじゃ力んで弾けないよと。

もちろんそんな簡単に言えないかもしれませんが・・・でも多分当たっていると思いますよ。

あんまり口外しちゃいけないことなんですが・・・

どこぞの奏法指導者の・・・

・・・って実は今もジストニアなんです。

それって・・・私から言わせれば、当然なんです。だってエチュードかってそういう指導しているから。私の指導内容と根本的に違う。同じ奏法内容の仲間のはずなのに。

問題は・・・他の講師もジストニアになる可能性があるということ。

なんであの人いまだにジストニアなんだろうって疑問に思っていたんですが、最近よく分かったんです。

まあ余計なお世話だけど。

とりあえず、この練習方法においてみんなが苦労しがちな「力んでしまう」「弾けない」「動かない」という課題を脳に関係する練習方法を今度まとめて書きたいと考えています。

単純にやばい練習方法はジストニアへの道だし、逆にジストニアを直すのは意外と大変じゃないのでは?という定義の提案です。

もちろんその癖を治すのは『脳との戦い』になりますが・・・。