(ピアノ教室大人ブログ)音色について2

前回も申しましたが、音色の変化は音量の調節です。

プーチン奏法をはじめ(?)いろんな人が色々言っているとは思いますが、ここは一つ科学的に考えて下さいね。

一つ、音色の実験ができる方法をご紹介します。

あなたがブラスバンドにいたならわかると思いますが、大概中学などのブラバンは、えてして下手ですよね(汗)。

何で?って・・・あれってみんな各自、好きなように吹いているじゃないですか?

どんなに単調に吹いたとしても、それなりにみんなが音量の配分を考えたらそれなりにもっとまともになるはずなんです。

どこのパートは小さくて、どのパートは目立たせて・・・。

そう言うバランスがないからどうしても汚い音で下手に聞こえる。

もしくはピアノ連弾でもいいです。

ピアノ連弾って結局各パートの音量調節が要なんです。

二人とも音量を勝手に弄って弾いていたら、本当に汚い音の演奏になってしまう。

だから、各パートを考えて、お互いが音を聞きながら自分のパートのさらに右手左手の音量を考えながら弾く。

これだけでもかなり綺麗な音=音色が生まれるはずなんです。

でもやっているのは音量の調節だけです。

カラヤンのCDとかって聞いてみて下さい。

すんごい綺麗な信じられないような音色ですがあれは本当に絶妙なバランスの音量配分だと思うんです。

あと、私が実際に二度ほど聞いたんですが、ウィーンフィルを現地で聞いたのですが、本当にすごい音色だったんですけど・・・あれって本当に各パートの音量調節が絶妙だったなあと思いました。

もちろん各パートの表現も半端ないけど。

集団でやっている時に各パートは変なおまじないとか変な奏法で音色を変えるわけじゃないんです。

同じように一人だけでピアノを弾いても同じなんです。

皆さんもピアノ連弾が一番手っ取り早く音色の研究ができると思うのでやってみて下さい。