誰でも弾けない曲はあるものです。
その場合、なんとか弾ける手段を考えるようにした方が良いです。
ここで上げる方法に対して、おそらく業界では反対意見も出るでしょう。
「弾けない部分があったら弾けるように猛練習をするべきだ」と。
しかし私はその意見に反対です。
業界ではスポ根（スポーツ根性）を持って練習する傾向がありますが、良くないと思います。
あくまでも他に弾けるアンチョコ手段がない場合か、ショパンエチュードを研究する音大生か受験生のみが考えれば良いだけです。
大事なことは弾けない部分の練習に明け暮れて、膨大な時間をロスして他にやるべき練習、譜読みに時間を取られることです。
だったら弾けない部分は早いとこ、アンチョコ裏技を使って早々に弾けるようにして解決させた方が賢明です。
なお、ここでは紹介していませんが、例えばラヴェルのソナチネ第１楽章、夜のガスパールのオンディーヌ、この２曲はラヴェルの中では至難の難曲ですが、片方の空いた手で弾けば、驚くほど簡単になります。ぜひお試しください。