私が確か小学5〜6年だか忘れたのですが、小さい頃、いつも練習でハイフィンガーでガー!っと指を上げて訓練していたわけですよ。
ちょうどその日、調律をする予定で調律師が来ていて、調律師の前で弾いていて「この曲、全然弾けないんです・汗」とこぼしたところ・・・
その調律師が
「う〜ん、本当はその弾き方だと古くて、今や指を上げないで鍵盤に吸い付いた弾き方をするのが主流なんです。それだと楽に弾けるんですけどね?最新の弾き方はそうなんだけど・・・村田くんの先生は多分昔ながらの伝統的な弾き方だから・・・」
と言っていたのを思い出します。
その時は「?」という感じでわからなかったのですが・・・。
年代は確か1975年ごろだと思うのですが・・・その時日本にはある程度、重量(重力)奏法はあったんだと思います。
ただ多分ほんの一握りのトップレベルの人たちだけだったんじゃないかと。
それは予想できていて、例えばL,黒いツァーというサンクトペテルブルグ音楽院卒業でベルリンで指導していたピアニストが日本に来ていたので多分に、重量奏法は指導していただろうと。
そうでなくてもドイツにはゴドフスキーという元祖の重量奏法者が指導していてその後アメリカにも渡っていたので、どう考えてもドイツ帰り、アメリカ帰りの留学生が持ち込んでいたことは間違い無いと思うんですが・・・。
時々、ドイツ人は全員、ハイフィンガーであるという馬鹿げた記述を某オカルト奏法団体で見つけることがあるのですが・・・
これを見ればわかると思いますが、それはどう考えても間違いで(笑)
というかハイフィンガーでは何も弾けないと思うのでそれは嘘だと思います。
とにかく、日本では昔から重量奏法は存在していたはずなのですが・・・(汗)。
もちろん、その理由はわかります。
これ、本当に習得が難しい(汗)。
それこそ、山にこもって修行しないといけない。
だからその修行が辛いからオカルトに走って逃げてしまった某オカルト奏法団体があるわけで(笑)。
でも結局、「自分はハイフィンガーしか習わなかった!」という人がいますが・・・
気持ちはわかりますが、