楽譜はどこの出版会社を選んだら良いのか?いくつかアドバイスをします。
楽譜には原典版と解釈版がある。
日本出版会社と輸入版の違い
ショパンの楽譜だったらこれがお勧め
ベートーベンはこれがお勧め
ラフマニノフ、スクリャービンはこれがお勧め
ラヴェルはこれがお勧め
ドビュッシーはこれがお勧め
バッハはこれがお勧め
楽譜には原典版と解釈版がある。
多きく分けて2つ種類があります。
”原典版”というのは作曲が書いたことしか印刷していないオリジナルの楽譜。
一方”解釈版”というのは作曲家が描いたこと以外に、わかりやすく色々注意事項を書き加えている解説書みたいな参考書楽譜。
一見解釈版の方が良い感じがしますが、注意事項を書き加えたことが果たして本当に正しいのかは誰も判断はできません。なのでそれを各自判断してもらいたいがために、作曲家が描いたこと以外に書き加えないのが”原典版”です。
理想としては私は原典版と解釈版の両方を持つのが良いとは思うのですが、まずは原典版を求めた方が良いのでは?と思っています。
そのあたりはあくまでもその作曲家の楽譜を買うのかで変わってきます。
日本出版会社と輸入版の違い
何となく日本製の楽譜だと内容があまり良くないと思われがちですが、そうとも言い切れません。
青い表紙の全音楽譜などは、作曲家の種類によっては良い楽譜もあります。
ただ、一般的に特殊な解釈版などは別として、ただ安いから、という理由で全音楽譜、音友楽譜、春秋社楽譜をお求めになるのは正直お勧めはできません。
全音、春秋社などはほぼ全作曲家の楽譜を揃えてはいますし、値段も安いし、非常に丈夫ですが、一方で中には間違った記述もあります。
結局、全音楽譜を買ったけど後から輸入版を買ってしまった、などということもあり得ます。
ショパンの楽譜だったらこれがお勧め
何と言っても一番のお勧めはポーランドで出版されている
エキエル原典版

正直これ以外にあり得ません。
金額は確かに国内大手全音や音友より高いものの、近年において一番ショパンの手書き楽譜を徹底的に研究して作り上げた楽譜なので一番信頼性があります。
また、付録にエキエル氏からの音楽アドバイスが英語ですが書いてあり、この内容も非常に貴重です。
また指使いにおいても非常に実践的に扱いやすい内容です。
一方、昔からあるパデレフスキー版と内容が違うところがあり、それが論議を読んでいますが、ショパンが書いた本当の音楽がこれ(エキエル版)だった、という研究内容であり、今後それを受け入れるしかないのではないかと思います。
私は有無を言わさず、これをお勧めします。
パデレフスキー版

エキエル版の次にお勧めはパデレフスキー版です。
日本では確かヤマハからも今でも出版されていると思うのですが、内容的は一応信頼できる内容です。ただ、エキエル版とごく僅かに違っていることもあり、論議になってはいますが、エキエル版と金額的にはそれほど変わらないので、パデレフスキー版を買うのでしたら、解説付録もついているエキエル版を買うことを私はお勧めします。
その他の楽譜会社についてですが、