この曲は非常に叙情的で、聞いていて楽しい曲ですが、一方弾く方は非常に神経質になります。
究極に小さい音とメロディーとの組み合わせが必要で、ミニマムな音でさえもどこまでもフレーズ感などの表現が必要な曲です。
実際はこの音声よりもかなり繊細な音作りをしましたが、残念ながら、録音機器は TASCAMの音楽用録音機ではあるものの、すべての表現を拾ってはくれません。
生の音はCD録音を上回ることはよくあることですが、このあたりはなかなか技術的に難しい面があります。
なお、この画像を見るとお分かりかとは思いますが、実は靴を脱いで演奏しています。
微妙なペダリングが必要な曲なのですが、革靴ではそれが不可能なので、あえて裸足の状態でペダルを踏んで演奏しています。
またこのピアノはヤマハの最新フルコンピアノ、CFXです。
誰もが持っていると思われるヤマハピアノのアクションはフルコンになっても同じ感触で、舶来ピアノと違って弾く者に安心感を与えます。
映像の中で出てくる喫茶店はこちらです。