コース・料金
幼児コース(対象年齢5歳〜6歳・幼児は年中から教えています)
このコースは就学前(小学校入学前)のコースです。小学校に進学した時点でバイエルレベルに上がります。
幼児(5〜6歳)に対してのレッスンは小学生のレッスンとは全く違います。
初期の段階でピアノを気に入ってもらえるかどうかが、分かれ目だからです。以下にポイントを書いてあります。
1.まずは歌に親しむことから。
幼児音楽教育にとってまず大切な事は、すぐピアノを弾かせる事ではなく、まず歌を歌う事によって音楽に親しみを持たせる事です。
ピアノを弾くという動作はあくまでも機械的なので幼児にとってはあまり楽しさがピンときません。
まずは歌っている曲を今度はピアノで弾いてみたいというきっかけを持たせる様に指導した方が後のピアノ導入にうまくつながる事が多いのです。
当音楽院では子供が興味を持ってくれる、楽しい歌がたくさん入っているテキストを使用して導入をしています。
2.幼児には忍耐力も判断力もまだありません。
幼児は様々な面においてまだまだ判断力が未熟ですが、ある一面においては既にかなり成長しています。
いわゆる情操面(歌う事、歌を覚える、リズムを叩く、etc)です。
それ以外の総合力は年齢とともに自然に上がっていきますが、無理をして指導する事は禁物で進歩する事より,音楽を楽しませる事を優先します。
ピアノは面白いという下地を作ることにより,小学生になった時に、いよいよ忍耐力や積極性を持って練習してくれる為にも,幼児の間は情操面のみの指導に留めます。
3.読譜訓練の導入をする
大手楽器店では絶対音感を付ける為に楽譜を読む訓練よりも耳から音を取り入れてピアノを弾かせるという手法をとっていますが、楽譜を読める様になるためには、この方法は実は逆効果で、この時期に読譜の習慣を付けないと決定的に楽譜が読めなくなり,ピアノを辞める可能性が高くなります。
実際、大手楽器店から移動してきた生徒はかなりの確率で楽譜を正確に読めないパターンが高く,このため本来の音楽指導が出来ずに,基礎からやり直す事が少なくありません。
楽譜を読む事を得意になるためにも、幼児の時期には耳を鍛える事よりも楽譜を読む訓練を優先する事の方が実は大事です。
当音楽院ではお子さんが大きくなった時にどんな楽譜でもスラスラ読めて、いずれ名曲が弾けるよう導入時期から無理なく楽譜を読む訓練を始めています。
またリズム感を養うという面では逆に、幼児の間に鍛えた方がリズム感ある演奏につながりやすいので、当音楽院ではリズム感の指導に力を入れています。
4.最小の努力で最大の上達をさせるために
ピアノ指導はともすると遠回りや、無駄な練習、やる気をそぐ指導を生徒に強要させる事が行われている事が多いようですが、当音楽院ではそのようなことはいっさいなく、もっとも短時間で上達が出来るよう効率良く指導しています
5.大事な事はやはりピアノを楽しむ事!
そしてやはりもっとも大事な事は・・・やはりピアノを自ら弾きたいと思わせる動機付けだと思います。
当音楽院ではどうやったらずっとピアノに対しての興味を幼児の間に持ってもらえるかをポイントに指導をしています。
2.子供コース
せっかくピアノを習うのであれば、ぜひ名作曲家の名曲集などが弾けるように上達して欲しい。
これが当音楽院の第1目標ですが、これは決して難しいことではありません。
ピアノをせっかく習っても辞めてしまう。これがおそらく非常に多い現象だと思います。
理由は思ってるよりもピアノが難しかった、ということでしょう。
しかしそれは当音楽院では当てはまりません。
ピアノが上達しない理由は決してピアノが難しいのではなく、上達しないような効果のない指導をしているからであるということに市場では気づいてはいません。
もし他の教室で進歩がない場合は、当音楽院の体験レッスンを受けてみてください。進歩しなかった理由をご提示します。
以下が、当音楽院の上達に近道な指導法のポイントです
1.譜読みを速く、そして得意にする。 〜ソルフェージュを重点的に〜
ピアノを習う初期段階においての最重要点は、「譜読み」を得意にすることですが、ピアノ嫌いになる原因のトップには「譜読み」が苦手になったから、という事が多い事には意外と気付かれていません。
逆に譜読みが得意になれば,早い段階で名曲集などの曲を弾くことができ、それがピアノ好きに繋がる事が多いのです。
また、大手楽器店では、絶対音感を鍛える為に耳から音を取り入れる事に重点を置き、楽譜を読ませない方法をとっていますが、これでは、いずれ楽譜が読めなくなります。
大手楽器店から移動してきた生徒はかなりの確率で楽譜を正確に読めないパターンが高く,このため本来の音楽指導が出来ずに,基礎からやり直す事が少なくありません。
当音楽院では、ソルフェージュ(読譜力)の養成及び、リズム感の養成に、特に力をいれて読譜を逆に得意にすることにより、ピアノヘの興味が増える様、指導しています。
2.子供が興味が持てる曲が多く、なおかつ学習効率のいいテキストを使う。
皆さんにはお馴染みの「バイエル」というテキストは、実は現在においては以下の理由で非常に非合理的なテキストでしかありません。
- 曲がつまらない
- リズムの変化に乏しい
- へ音記号がいきなり出て来て左手の部分がどんどん難しくなる
- 臨時記号が後半からいきなり出てきて急ピッチでレベルが上がる・・・
又、あまり知られていませんが、100年以上前に出版されたバイエルという教材はその不合理さゆえ、今やヨーロッパやアメリカはもちろん、アジアでも使われていません。不思議なことですが、バイエルは日本だけしか現在使われていないのです!
現在、バイエル以外にも数多くのテキストが出回っていますが、当音楽院ではその中でも特に、生徒が興味を持てる様な曲が入っていて、なおかつ、上達効率の良いテキストを選んで指導しています。
子供が進んで曲を弾きたがるように仕向ける。これ以外に上達の動機付けはありません。
3.音楽表現を早い段階で指導する。
ピアノ演奏の最も良い所は音楽表現が出来る事です。
一定レベルになった生徒はこの音楽表現を少しずつ自ら表現し始めるのですが,それを見逃さずに表現方法のすべてを早い段階から指導していく事により,飛躍的にピアノ演奏の内容を高めることができます。
音楽表現を知った生徒はピアノ演奏の素晴らしさを知ることにより、一生ピアノと向き合ってくれる可能性が高くなるでしょう。
4.最終的にはピアノを一生弾き続けられる様に・・・
私は生徒をコンクール出場覇者や有名音大進学に進ませる事を希望しているわけではありません。
あくまでも、ピアノが好きになるよう名曲が思う存分弾ける様に・・・それが最終目標です。
もしも、子供を専門家に育てたいと思ったとしても・・・答えはやはり同じです。
なぜなら良い音楽性や才能の開花はピアノが好きであるという状態から生まれてくるからです。
当音楽院はどうやったらピアノに対しての気持ちを失わないか、考えながら指導しています。
3.大人初級者コース
このコースはピアノが初めてという方を中心に指導しています。
誰でも、自分が好きなようにピアノが弾けたらなあと思うでしょう。でもピアノは、やはり難しい楽器である事は事実だと思います。それが故に、あせらずに、ゆっくり本人のペースに合わせながら、問題をひとつひとつ解決していきます。
今回お得なシニア初心者コースを設けました。
シニアの方も無理をせずにゆっくりなペースで進めていますのでご安心ください。
大人上級者コース
子供の頃からピアノを中断した時も含めて、続けている方は多いと思います。そんな方が、さらにうまくなるために勉強するコースが、この大人上級コースです。
ピアノを弾くと、音楽やテクニックにおいて、さまざまな悩み、疑問があると思います。例えば、
- ショパンはどういう表現をすればいいのか?
- ベートーベンとショパンは、どう違って演奏すれば良いのか?
- バッハの対位法がうまく表現できない
- 速い曲を弾くと腕が痛くなる
- ロマン派の曲が難しくて弾けない
etc・・・
そのすべてに個人のペースに合わせて指導して行きます。
音楽、テクニック(脱力関係)について更に詳しい内容がこちらのコースにも書いてあります。ご覧下さい。
大人の初級、中級、上級すべての方々へのメッセージ
ピアノはともすれば子供のための趣味ととらえられがちなのですが、それは違うと思うのです。
なぜならば、音楽は精神的な欲求、訴え、願望、癒しを音に表したものです。
その精神的な表現は、やはり精神的な熟成、及び成長がなければ、理解と共感は出来ません。
子供はまだまだ理解出来ない難しい気持ちがようやく大人になったから、理解できて、表現出来るようになるのです。
もちろん、初めてピアノを始める人などは子供と違って、様々な面でうまく行かない事もあるかもしれませんが、そこは経験と知恵でどうにでも乗り越えられます。
当教室ではプレッシャー大会などの様々な催し物を行うことにより、常に大人同志の横のつながりを大事にして、おたがいの意識を大事にしています。
さあ!あなたが初級であろうと、上級であろうと、そして昔習っていていったん辞めた方であっても、今が始める良いチャンスです!
始めてみましょう!
4.ピアノの先生のためのコース・音高・音大受験コース
このコースはピアノの先生がさらに研鑽を積むためのコースです。
主な指導内容
このコースはピアノの先生がさらに研鑽を積むためのコースです。
主な指導内容
- テクニックについて
- 音楽について
- あがらないための対策作り
1.テクニックについて
あなたは次の様なテクニックのお悩みはありませんか?
- 脱力が思うようにいかない
- 腕が痛くなる
- 腱鞘炎になりやすい
- 音が抜けやすい
- 力が入る
- テクニック的に安定して弾けない
- オクターブが苦手
- トリルや細かい動きが苦手
これらの原因のほとんどは、腕の重さを利用せず、また力を抜いていない(脱力できていない)事から生じます。
当音楽院では、ハイフィンガー奏法ではなく、本来のピアノの弾き方(重量奏法もしくは重力奏法)を学ばせています。
ハイフィンガー奏法と重力奏法(重量奏法)について
ハイフィンガー奏法とは指を高く上げて指の力を利用する奏法ですが、この奏法は、腕の疲れや腱鞘炎を引き起こしやすく、もはやヨーロッパでは使われていません。日本はこの奏法を明治初期に導入しましたが、近年、非効率的であるとの見解から若手の留学帰りのプロフェッショナル、ピアニストを中心に消えつつあります。
重力奏法(重量奏法)とは、腕の重み、上半身の重みと手首の動きを利用して、常に腕の力が抜けている状態で弾く奏法です。ショパンが初めに使いはじめたと言われており、腕の疲労無しに難曲が弾けるため、ヨーロッパでは100年前から、この奏法が主流になっています。
詳しい事は、こちらの早わかり重量奏法スピード講座をご覧下さい 。
2.音楽について
音楽性を表現する上で大事な事とは
- 楽曲分析
- 時代様式及び、作曲家の研究
- フレーズを歌わせる
この3点を中心にレッスンを進めていきます。
1.楽曲分析
歴史上残っている名曲とは、楽曲的にすぐれた構成がある事がほとんどです。
この構成を分析せずして曲は弾けません。バスの動き、和声のしくみ、フレーズ、音色の使い分け、各声部分析、ピークの見きわめなど・・・を指導します。
2.時代様式及び、作曲家の特徴の研究
作曲家は皆、違う特徴を持っています。
違う時代に、違う国、違う慣習、そして違う性格・・・
それぞれが、その作曲家の作品に影響が出ます。
この、大まかにいう時代様式と、作曲家の特徴を曲の分析の鍵として、レッスンを進めていきます。
3.フレーズを歌わせる
私は思うに、曲を生かすも殺すも、フレージング次第だと思います。
フレージングこそが曲に生命観を与える唯一の錬金術だと思っています。
私はこのフレージングを言葉では説明しません。何故なら、フレージングはもう、言葉では説明不可能な内容だからです。
私はこのフレージングを「私自身の演奏」でのみ、生徒に示しています。
3.上がらないための対策作り
ピアノを習う人ならば誰でも、直面する問題
・・・あがる・・・
これは、音楽とテクニックの問題よりも厄介かもしれません。
残念ながら私自身が完璧に「あがらない」わけではありませんが、今現在も自分自身が受けに行っている数々のコンクールでの経験から、次の内容が原因と考えられます。
- 本当は曲自身が仕上がっていない為に、演奏が失敗してしまう。
- 暗譜が確実に出来ていない事による失敗。
- 曲の中に自信がない部分があり、その精神的不安定が原因によるもの。
- フレーズに対する呼吸が、ないがしろにされ、それにより身体が硬直してしまう。
- 姿勢が悪いために、身体と腕がうまく機能しない。
- テクニック的に脱力が出来ていない事による硬直。
- 冷静な立場と頭脳でピアノを弾く事が出来ず、演奏にのめり込んでいる。
以上の事でお分かりと思いますが、あがる原因は決して場数が足りないから起こる物ではなく、他に原因がある事が多いという事です。
当音楽院では、このあがる事に対する対策も進めていきます。
なお、大人のためのスキルアップ法には、あがる事への対策を細かくかいてありますのでお読みください。