村田ピアノ音楽院の特色
1ソルフェージュ(読譜のための訓練)に力を入れています。
2.大手楽器店の絶対音感指導について
3.電車で来られる生徒は毎回、車で駅〜教室まで送迎しています。
4.レッスン室のピアノは常に最高のコンディションでなければなりません(レッスン室のピアノについて)
5.テクニックはハイフィンガー奏法ではなく、楽に弾ける重量奏法(重力奏法)を指導しています。
6.非公開形式のピアノ発表会を年に1~2度しています。
7.子供の導入時期にバイエルを使用していませんか?
8.ソナチネのみ、ソナタのみ、などといった一冊だけのテキストのみのレッスンになっていませんか?
9.教室のピアノについて
こちらにはさらにスキルアップのためのポイントを載せてあります。
1.ソルフェージュ(読譜のための訓練)に力を入れています。
当音楽院ではソルフェージュを最重要課題と考えて指導しています。
なぜなら、子供がピアノ嫌いになる、もしくは大人がピアノを苦手とする要因の一つに楽譜が読めないからという理由がある事に実は多くの人たちが気がついていません。
また、子供教育の初期段階においての必要指導項目は多々ありますが、その中でもっとも重要なのはソルフェージュ(読譜練習)と考えています。
例えば私たち日本人が一般に新聞を読む容易さと英文を読む容易さとはかなりの差があります。
もし,楽譜を読むスピードが,英文ではなく,新聞を読むような速さであるならば、もっと用意に曲を速く習得できるはずです。
この点から当音楽院では楽譜を新聞や雑誌を読むような容易さがもてる様、そして譜読みが他の誰よりも得意であるというレベルに達する指導をしています。
2.大手楽器店の絶対音感指導について
大手楽器店の教室では、
「絶対音感を鍛えるための耳から音を入れてピアノを弾くというレッスン方式」
が取られています。ある意味においては長所もありますが、読譜力をつけるという点では、マイナスです。つまり、この方法では決定的に楽譜が読めなくなります。
正しい譜面の読み方を幼児の時に修得しないと、これは決定的な手遅れとなり、その後、譜面を正しく読めるようになるのに、数年かかることもしばしばです。
大手楽器店から移行した生徒の特徴は
- 楽譜が読めない
- 楽譜を読むのが遅い。
- 一曲仕上がるのに何週間もかかる。
- CDがなければ曲が弾けない
- ピアノを弾いている時にまったく楽譜を見ない。
- ピアノを弾く時、手の形がおかしい。
- 指使いが正しくない。
がかなり多いのです。
当音楽院は、子供の生徒はなるべく早く、楽譜が正しく、かつ早く読めるようになって次の段階に指導するべき内容、つまり音楽的な内容に踏み込めるように、指導しています。
3.電車で来られる生徒は毎回、車で駅〜教室まで送迎しています。
相模原駅、橋本駅、南橋本駅まで電車で来られる生徒に関しては毎回、車で駅〜教室まで無料にて送迎をしています。
ただし夕方の比較的レッスンが立て込んでいる時間帯はできない場合がございますので、お問合せ下さい。
4.レッスン室のピアノは常に最高のコンディションでなければなりません。
レッスン室のピアノのコンディションは常に最高レベルでなければなりません。
調律はもちろん、音が固くなっていないか?もしくは音並びが均一であるか?(これを整音といいます)
鍵盤の動きが敏感で動きがスムーズであるかどうか?(これを整調といいます)
ソフトペダルの効き具合、ハーフ、クォーターペダル(ペダルを半分や1/4だけ踏み込む技法)は出来るかどうか?
曲を表現する時には、ピアノのコンディションが最高でなければ、表現する音楽が容易に出来ません。
そういう意味で音色の事を考える時、常に最高レベルで整備されたピアノでなければ、ピアノの音色を自由自在に変化させる事が出来ないのです
当教室のピアノは常に最高のコンディションにしてあります。
また、教室の環境は音響の良いホールに似せて作ってあります。
通常、ホールは音響が良く、またピアノのコンディションが最良の為に、時としてピアノが敏感で本番の時に戸惑う事があります。
この事を避ける為に、教室のピアノの音響をホール馴れの為に近い状況にしてあります。
また、ピアノの演奏には、常に音色の変化に敏感でなくてはなりません。グランドピアノという楽器は、上蓋をあけて始めて、ピアノ本来の性能を発揮できます。
結果的にホールで弾く場面に遭遇した時に、本来のピアノの予想以上の性能に追い付かなくなって、バランスの崩れた演奏になる事が多いのです。
そのため、当教室では常にふたを開けてレッスンをしています。
5.テクニックはハイフィンガー奏法ではなく、楽に弾ける重量奏法(重力奏法)を指導しています。
ハイフィンガー奏法については早わかり重量奏法スピード講座を見ていただければだいたいの事が分かるとは思いますが、未だにこの古い奏法を教えている指導者はかなり多いようです。
また、仮に重量奏法(重力奏法)で弾いている指導者だとしても、どうやってそのテクニックを伝授して良いか分からない指導者も多いと思います。
当音楽院ではこの重量奏法(重力奏法)を分かりやすく時間をかけて指導しています。
6.非公開形式のピアノ発表会を年に2度しています。
一般のピアノ発表会は年に一度ですが、1年に一度の本番の演奏だけではなかなか舞台での演奏に馴れません。
また,1年に1回だけしか発表会がないというのは人前での演奏が好きな生徒にとっては物足りない事です。
また子供へのやる気を持たせるきっかけ、動機のつながりのためにも本来1年に数回は発表会をするほうが理想です。
当教室では子どもにおいては春と夏にそれぞれ1回(合計2回)、大人に関しては1年に3回、非公開形式の発表会(おさらい会のようなもの)を行い、生徒のやる気を持たせることに成功しています。
詳しくは「プレッシャー・プチ発表会」をご覧ください
7.子供の導入時期にバイエルを使用していませんか?
バイエルはもう古いテキストです。
発祥の地ヨーロッパではもうこの100年以上前に出版されたテキストは既に使われていません。なぜなら、様々な点で現代のテキストの方が優れているからです。
バイエルの問題点はテキストの途中からいきなり出てきて、すぐに調号(♭や♯)がかなりの量で突然増えたり、はじめから習うべきヘ音記号が中途からでてきて、いきなりレベルが急激に上がるなどの問題があります。
また、どちらかというと無味乾燥な曲が多く、学習者の興味をそぐ曲集ともなっています。
現在ではそれらの問題点を解決したテキストが幾多もの出版会社からでており、あえてバイエルを使わなくとも他のテキストで学習者に無理なく学習ができるのです。
当音楽院ではバイエルは使わず、学習者が興味を持続させられるような楽しいテキストを使用しています。
8.ソナチネのみ、ソナタのみ、などといった一冊だけのテキストのみのレッスンになっていませんか?
ソナチネ、ソナタはピアノ学習の定番ですが、ある意味、このテキストは古い面も持っていますし、これだけでは学習は不完全です。
また、ソナチネ集は、(作曲家の名前を見ればわかるように)あまり名曲揃いとはお世辞にもいえません。
また、受験ならともかく、一般にピアノを楽しむ場合、ソナチネやソナタ集よりも名曲集や、ロマン派を中心としたテキストを使用した方が子供には興味を持たせやすいので様々なテキストを使用する事が大事です。
当音楽院では,初期段階から子供が憧れる名曲を積極的にレッスンに取り入れています。
9.教室のピアノについて
教室のピアノはヤマハのセミコンサートピアノCS2です。
現在では製造されていない旧機種です。
ヤマハではC3などの一般普及品と違ってフルコンピアノや1千万円以上の上機種はヤマハ内でも卓越した職人のみが入れるヤマハの特別工場(一般社員も入れない情報機密工場)があります。
このCS2haそこで数年間かけた手作りで、工場での大量生産ピアノではありません。(市場に出回っているグランドピアノC3など、ヤマハピアノの99%は工場の大量生産です)
当時、ヤマハのフルコンCFに次ぐ代表的なコンサートホール用ピアノとして製造されました。
内容的には当時製造されていたフルコンCFとほぼ同じ内容です。
このピアノを買った時には製造当初のままだったので、プログレスにて全体的にOHをし、 アクションをCFⅢS仕様に交換し、 弦とチューニングピンを新しくして製造当時の響きを100%、現在では取り戻しています。
なお、チューニングピンはディアマンテ製、弦とクロス、ダンパーフェルト関係はレンナー製です
またピアノの性能を最大限引き出せる様、室内は1年中45〜50%に設定してあります。