私は実は高校3年の時からバイクにのっています。・・・そう言うと「エッ!!!ピアノを弾く人がバイクに乗るんですか???」と言われてしまう。
そりゃあ、たしかにバイクは危ないんですが、私にとっては、もうかれこれ15年ものバイク歴があると、それほどの危険な乗り物でもないもんです。(実は車歴は7年です)
私は若い頃、とにかくあちこちの自然を見たかった。でも車を買えるだけのお金がなかった。
当然のように維持費もほとんどかからないバイクを交通手段として活用する事は別に珍しくはないと思うのですが・・・どうも世間はそう見ないようで・・・。
でもバイクは車にはない長所が他にもいっぱいです。混雑には無縁だし、駐車場に困ることはないし・・・
18才以降はずいぶんとあちこちへ行きました。特に北海道へは毎年のごとく、バイクで行きました。
多分、北海道においては行っていない所はないと思います。
いつもは北海道上陸はフェリーを使っていたのですが、一度だけ台風と一緒に高速道路を走って青森まで行き、荒れに荒れた海の中、青函連絡船で上陸するというばかな事をした事がありました。
宿はほとんど、YH(ユースホステル)やキャンプ。バイクの後ろにキャンプ用品と寝袋を積んで放浪の旅です。
夜、満天の空に信じられないほどの数の星(スクリャ−ビン、ソナタ3番3楽章)
日本海の太陽が沈む黄金色の静かな波音(ラフマニノフ、コンチェルト3番、2楽章)
北海道の景色を見ていると、さまざまな音楽が頭に浮かんできます。
というのも北海道はおそらく、ロシアの風景とさほど差はないのではないかと思うのです。何故なら、北海道の景色はラフマニノフや、スクリャービンの音楽さながらの風景がめじろ押しだからです。実際、ラフマニノフはロシアの自然を前提に書いていたといわれています。
私はバイクの扱いに関してはかなり慣れている方です。例えば免許に関しては、一応、大型2輪免許をもっていますが私は教習所で取ったわけではなく、横浜の公安運転試験場で取りました。(ちなみに神奈川の大型2輪限定解除は日本一の難関だそうですが、これにかこつけて自動車免許も公安試験場でとってしまいました)
これも、すべてピアノを習っていたおかげです。なぜなら、ピアノを弾くという事は、細かい運動神経が鍛えられますから(?)
最近はめっきりバイクに乗る暇が無くなりましたが、お金がたまったら、いつか750を買ってもう一度、北海道へ流浪の旅に出てみたいと思うこの頃です。
私のバイク歴の中で、もっとも長く乗っていたRZ350R。
エンジンは自分でOHしたほど、あちこち自分で整備しました。
北海道は、富良野にて
現在、弟と共有しているFZ400。
本当はあまり気に入ってはいないバイクです。何故なら、最近のバイクはあまりにも洗練されすぎていて、味気ないからです。
あくの強いバイクが欲しいなあ・・・
同じ事が最近のピアニストにも言えないですかねえ?