世の主婦達よ!料理に精を出す事だ!
私は実は最近全くといっていいほど疲れを知らない。
それなりに日常においてさまざまな事に気を使っているからかもしれないが、その一つには毎日20〜30分のランニングを欠かさないというのもある。
だが実は最近ある新しい事を始めたのだ。
しかしこれが別に世間にとっては全く新しい事ではなく,昔から存在している健康促進法なのだ。
それは・・・単なる”料理”である。
なんだ?料理なんて・・・といってばかにしているあなたは多分まだ身体が丈夫なのか、それとも母親か妻が良い料理を提供しているに違いない。
現代人は忙しいうえに面倒くさい事はやりたがらない傾向がある。特に若い連中はそうだろう。
その中でも多分料理は手を抜いている人達は多いのではないだろうか?。
かくいう私もご多分に漏れず、30歳に実家を出てからというもの、まともな手料理を食べた事がなかった人間である。
そのほとんどがコンビニ弁当か,スーパーの総菜で済ませていたのだ。
たまに手料理といってもかなり栄養においてはアンバランスな内容であった事は否めない。
毎日コンビニ弁当か,スーパー総菜というのは結構飽きるものである。
それがとうとう耐えられなくなって自分で手料理を作り始めたのが確か3年前である。
しかし,毎日が仕事で忙しい自分にとっては,食材を買いにいく時間がないので初めのうちは●シケイという食材が宅配で届くシステムを利用していたのだが,これがどうも最近あまり良い食材が届かなかったので、しかたなく,自分で全部食材を買って毎日料理すっか・・・と決めたのだった。
毎日スーパーに夜遅く行って買い出しにいくのは結構大変だ。
いつもは教室で夜11時まで残業である。それから深夜までやっているスーパーに買い出しにいって,11:45分頃に帰路につく。
そして・・・明日の弁当の分も含めて、午前1時頃まで料理を作るのだが・・・。
普通の人間が聞いたらバカだと思うだろう。
しかし・・・それをバカとはいえない理由があるのだ。
この自分で料理を作るということを始めてから劇的に変わった事がある。それは・・・。
全くもって疲れる事がなくなってしまったのだ。
以前の私は睡眠時間は8時間とっても身体の疲れが取れなかったのだが,今や現在は睡眠時間は毎日5〜6時間程度しか取っていない。
しかし,どういうわけか現在の方が身体の調子がいいのだ。
これには訳がある。
私の料理はそのほとんどが野菜で構成されている。というのも,医者からある成人病の気があると言われ,野菜を人より多く採る様にと忠告された事が発端である。
以前は疲れるたびに栄養ドリンクを飲んでしのいでいた。正直言って毎日1本は飲んでいたので,教室にリポDの空ビンが転がっているのを目撃した生徒は多いはずである。
しかし最近は飲んでも飲んでも身体の疲労は溜まる一方で困ったなあと思っていたのだった。
しかし・・・そんな栄養ドリンクよりも私の場合は野菜を多く採る事で一気に解決したのは、驚きであった。
しかも、自分で作る手料理はその辺の下手なレストランより遥かにおいしい。
ハンバーグ、いなり寿司、チャーハン、親子丼、グラタン、筑前煮、八宝菜(書いただけで、つばが出ます)・・・そのほとんどがたいして難しくはないし、変な即製品を使わず、一から新鮮な材料と調味料で作った料理は抜群においしい。
全くもって外食なんてばからしいものだ。そうでなくとも外食の栄養はたいした事ない。あんな炭水化物と肉ばかりで構成されたのを毎日食ってたらいつか成人病になるのも当然だろう。
もちろん料理は手がかかるし、なんたって深夜に作っているので生活サイクルが狂ってしまっているが(おまけに最近料理で夜が忙しいからHPの更新が滞っているときたもんだ・汗)それでも疲れを知らない身体ほど貴重なものはない。
ここで思うのだが・・・とかく日本では料理をする人が少なくなっている様な気がする。
もちろん現代人は忙しいから料理を作るより買ってきた方が早いし,逆にお金がかからないこともある。しかし実態は早いだけでうまくはないし良くない食材だし,たいした栄養なんてない。
まあいろいろな意見はあるかもしれないが・・・料理はつまらなくて大変なんて誰が言ったのだろう?
料理はピアノに似ている。すべては自分の技量、さじ加減でどうにもなる。すべて白紙状態から始まるものである事は全くピアノと変わらない。どういう味になるかというあたり、ピアノ同様とても楽しい。
もっとも私の場合はそのほとんどがレシピに首っ丈なので、まあピアノに関しては初心者バイエルレベルだとは思うが(笑)
どちらにしても、家庭においてもっとも神聖で重要な仕事は何かといったら・・・料理だと私は思う。
一見、夫の仕事が大事と思われがちだが,もし丈夫な身体がなければ稼いでくる事は困難になる。
もし子供の成績を上げたいと思ったら,塾に通わせる事が大事と思うかもしれないが・・・栄養の影響で精神的バランスが崩れていて,どうして勉強に集中できるのだろうか?
家庭において,料理はもっとも重要なポストであり,主婦のもっとも手を抜いてはならない仕事なのだ(やや耳が痛い方もいらっしゃるかもしれませんが・・・)
家事はつまらないとか、外で働く方がやりがいがあるとか、・・・そんな事言ってはいけない(やや口やかましい姑に聞こえますが・・・)
どれほど特に料理が大事か・・・私はそれを今は認識できる。
私だったら・・・是非、専業主夫になりたいものである。そうでなくとも現在、掃除洗濯をこなしている私にとって、家事はそれほど対して大変とは思えない。
子供や夫が何より大事なら・・・世の主婦達よ!料理に精を出す事だ。
この間スーパーに行ったとき、何か良い料理本はないだろうか?とレジ脇にある料理本を見たら,良いレシピがあったので題名を見ずにサッと取って、さっそくそれをレジに持っていったら、レジのおばさんは本の題名を見て,・・・私の顔を見て・・・そしてまたマジマジと本の題名を見ていた。
妙に私の顔を見たとき,何か私に対して哀れんでいる顔をしていたので何でかな?・・・と思ったのだが,あとでそのレシピの本の題名を見たら・・・
「作ってあげたい”彼”ごはん」
・・・と書いてあった・・・・・・・・。
・・・・汗・・・・・・・。
世の主婦達よ!料理に精を出す事だ!・・・part2包丁と運転
当たり前ではあるが料理に包丁は必要不可欠である。
しかし包丁はピアノ弾きにとっては要注意な道具である。
指先を切ってしまうとピアノが弾けなくなるからだ。
それを理由に世の中、女性ピアニストの中には絶対に包丁を握らないという人もいる。
結婚をして子供もいるにも関わらず包丁を握らないらしい。
ではいったいニンジンはどうやって調理しているというのだろうか?
まさかそのハイフィンガーで鍛え上げた指による空手チョップで切っているのだろうか?
もしくはその強固な指でタマネギを粉々にみじん砕きしているのだろうか?
まあ包丁を避けるのは商売道具なんだから当然と言えば当然・・・と思えるかもしれないが、私からいわせれば「何で??」と思ってしまう。
私が包丁を握ってからかれこれ4年が経とうとしているが私は一度も包丁で怪我をしたことはない。
私が常日頃、大変注意している事が二つある。
一つは車の運転。もう一つが包丁である。
この二つを扱う時にはかなり慎重に使っている。
残念な事に車においては過去に一度、事故を起こしている。
幸いな事に自分も相手も怪我がない軽い物損事故だったが、双方とも急いでいたのが原因だった。
車も包丁も急いでいる時が一番危ないのかもしれない。
そういう意味では料理も慌ててやる事は危険きわまりないと思う。
危険だからと車も包丁も使わないのは意味がない事で、どう扱うかだろう。
そういう意味で包丁を使わないピアニストというのは全くもって理解が出来ない話である。
ただピアノ弾きにとってもう一つ、注意した方がいいことがある。
それは洗い物である。
食器を洗う時に素手でスポンジをもって洗う。
これはありえない!
中性洗剤は手が荒れるし、まあ荒れる事はかまわないが、これが原因で私の場合は冬の乾燥した時期になると指先にひび割れが出来てしまう。
これが結構弾く時に痛い。
いくらあとでクリームを塗った所で治りやしない。
仕方がないので常日頃から、洗い物をする時には必ずゴム手袋をつける様にしている。
面倒くさいのだが、痛い思いをするよりましだ。
ただ、実際は私の場合、食器洗濯機をもっているのですべてを洗ってはいないが・・・。
食器洗濯機・・・あれは使える。
あんなの絶対要らないと思っていたのだが、いざ使ってみるとかなり便利だ。
どちらにしても手のケアは大事である。
ピアノ弾きにとって皮膚は本当に大事にしないと大変な部分だ。
私が洗顔のあとで必ず、へちま化粧水を使って肌の手入れを入念にしているということも・・・まさか誰も知らないだろう。
筑前煮の翌日にそのあまりをみじん切りにして、いなり寿司のすし飯の中に詰め込む。美味!
筑前煮
サケのムニエルガーリックバターソース付。
キーマ風イタトマカレー
ご飯はいつも16穀米
牛丼
たまに疲れている時は冷凍のフライとコロッケで済ますこともある(汗)
申し訳なさそうにタルタルソースと野菜みそ汁が添えられる。
揚げ物が怖くて苦手と言う人もいるが私は練習不足で舞台で弾くということの方がよっぽど怖い。
2010.11.12
世の主婦達よ!料理に精を出す事だ!part3 「やったね!」
私は健康診断でここ10年間ほど毎年引っかかっていた項目がある。
実は尿酸値が高いのだ。
この尿酸値が高いと、最悪の場合、痛風になり、これを繰り返していると腎機能が低下するらしい。
これを防ぐには食事において尿酸値をあげる原因のプリン体という栄養素の多い食べ物を控える必要ある。
主に魚関係のいくら、たい、いわし。飲み物ではビール。
イワシなどは良い栄養素なだけになかなか残念で、ビールもなかなか厳しいものがあるのだが(笑)しかたなく週末ぐらいにしておいて平日はプリン体offのビールを飲む様にしていたのだが、それでも尿酸値は下がらない。
医者はあとは野菜を多くとれば下がると言うのだが、まあ今まで採っていたつもりだったのだが、ここ10年間ほどはなかなか尿酸値が下がらなかった。
しかし、去年の9月からは自分で自炊することになり、かなり多めに野菜を採って、身体の疲れを取る様気をつけていたのだが、今回健康診断を受けて・・・ななんと!!!
医者もびっくりしていたのだが、今まではいつ薬を服用すべきかという段階の尿酸値だったのが一気に異常なしの数値になってしまったのだ。
詳しくいうと尿酸値が8.0だと即、薬を一生飲み続ける事になる。
去年は7.8だったので今年はどうなっているのかヒヤヒヤもんだったのだがそれが一気に7.0まで下がったのだ。
これは間違いなく私が野菜をかなり多めに採った成果だと思う。
これで私が健康診断で異常データを示すものが何もなくなって、いたって健康体ということになった。しいていえば頭脳IQが足りない事だろうか?
今や医学では何でもかんでも薬に頼る感じがあるが、食事療法もバカに出来ないのだ。
というより野菜の威力に驚きである。
よくガンを防ぎたければ椎茸などを食べると良いとかいうのだけれども、決して嘘ではないのかもしれない。
さて、尿酸値の高い方には御法度なビールであるが、私もご多分に漏れず、夏などは毎日でも飲みたくなる飲み物である。
通常は量を控えなければいけないのだが、これがある場所に行った時に浴びるほど飲んでしまった経験がある。
それは・・・
そう、ビールの名産地ミュンヘンである。
これがとにかくうまい!
本当にうまい!!
なんでだかわからんがうまい!!!
こればっかりは飲んだ人間にしかわからないのだが、正直私も決してビールは今まで好きな方ではなかったのだ。まあ夏に飲む程度だろうか?
それがミュンヘンに行った時にがらっと変わってしまった。
なんといえばいいのだろう・・・麦のジュースといえばわかりやすい。
日本のビールの様な苦さやしつこさはみじんもない。
あれは絶対ハマると思う。
そんなわけで実はミュンヘン近郊にいた時には朝ホテルで1本。昼レストランで1本。夜またレストランで1本。そしてホテルで寝る前に1本。合計一日4本を確か5日間やっていた様な気がする。
しかも1本と言ってもあれはたしか500mlである。
これ、普通なら絶対怖くて出来ないのだが、この時にはさすがに「もう俺はミュンヘンで死ねれば本望」と思えるくらい、おいしかったのだ。
しかし考えてみればミュンヘンに住んでいる尿酸値が高い連中はどうしているのだろうか???
とにかく、幸福にも尿酸値が正常値に下がったのでまたミュンヘンにお出かけしたいと思う懲りないバカの今日この頃である。
ビールはヨーロッパの料理に良く合う。
これはスニッツェルという牛の肉のカツアゲ。
ビールに恐ろしい程よく合う。
こんな料理にも合う。
尿酸値が高い人はこういう馬鹿な事は絶対してはいけない!!
人間やめますか?ビールやめますか?
いつもの様に料理写真集。
これはレモン汁+ニンニク+ベビーリーフパスタ。
日本ではビールは控えて梅酒で(笑)
自家製ミートソースもなんのその。
さんまといえばせいぜい塩焼き程度だろうと思っていたが蒲焼きにしてみたら、缶詰よりよっぽどおいしい!
2010.2.26