いやあ・・・カルメンにラフマニノフエチュード、メフィストワルツと、改良を加えた重量テクニックを確かめるために、ハードな練習をこなした結果・・・
とうとう・・・疲労が溜まって疲労骨折してしまいました。
orz・・・
・・・てなのは嘘でー。
実はですねえ・・・。
朝、とある自転車専用道路を自転車で走っていたわけです。
・・・と、そこへ隣の道路に珍しい車が・・・
確かこんな風なクラシックカーでした。
珍しいなあ・・・と・・・
走りながらクラシックカーを見ていたところ・・・
丁度この黄色い鉄柱に自転車もろとも激突・・・
派手にスピードが出ていた自転車と私は見事に1回転宙返りを見せ・・・(笑)
派手に地面に叩きつけられました。orz
その際、反射的に柔道のように腕で受身を取ったのですが、その際手首を強打。
しばらく痛みのために動けず、仰向け状態・・・。
・・・と・・・
横を見れば・・・
おお!」ラブホではないか・・・
・・・と、丁度そこへ玄関に入っていくひと組のカップル・・・
姉ちゃんと私が思わず目が合いましたε-(´∀`; )
地面に仰向けに倒れている私も気まずい。
ホテルに入ろうとしている姉ちゃんも気まずい。
しかし、ことの重大な事故のためにねえちゃんは
・・・ああ!・・・
と、私の方を見て、「大丈夫ですか!」と、声をかけた方がいいのか・・・
それとも、立場上、そのままホテルに入っていったらいいのか・・・
私の方と・・・
ホテルの玄関の方と・・・
何度も何度も私と玄関の方と首を振りながら見て・・・
そして・・・とうとう・・・
姉ちゃんは、ホテルの玄関の方を選択して、入っていってしまったのでした。
2度目のorz・・・ε-(´∀`; )
そうかー。快楽の方を選択したかーε-(´∀`; )
清原2世め・・・。
まあ、。仕方がない。ラブホの前で宙返りをするからいけない。
しばらく仰向けになっていましたが、いつまでもそうやっているわけにもいかないので、起き上がってそのまま病院へ・・・。
病院では
「あー骨折はしてないんですが、靭帯を多少痛めていますねえ。ギプスで固定しましょう」
・・・と、いうわけです。
しかし、これが困ったことにギプスをはめると、全然ピアノが弾けません。
それ以外ではまあ、確かに生活は困るんですが、とにかくピアノが弾けないと、毎日とんでもないくらい暇。。。
ピアノを弾かないといけないと、義務感で悩むひとはいるかもしれませんが・・・
だったらあなたも自転車で宙返りをして靭帯を痛めてみればいい。
その時にピアノが弾けないという苦しさに苛まれるでしょう。
昔、プロ野球選手が怪我で投げられそうにないという時に、痛いにもかかわらず、監督に
「投げさせてください!、大丈夫です。やらせてください!」
なーんて、投手が言っているのを見て、
「痛いのに、なんで仕事なんかしたいんだろうなあ。休めばいいのになあ・・・」
と、子供心に思ったものでしたが・・・。
ああ・・・なんてこった。
医者によれば3週間はかかると。
まあそうは言っても2週間ぐらいなのかもしれませんが・・・
私としては、1週間ではずしたい。。。
仕方ないんで今週は発表会の書類と、プログラムの作成、そして・・・
実はこのHPをスマホでも観れるように書き換えをする予定だったのですが、まだその作成のための英文マニュアルの解読をしていなかったので、その作業と作成を進めようかと。
何かと私は2月は鬼門で色々と悩ましい身体現象が起こるようでε-(´∀`; )。
すみません。。。今週はレッスン時の模範演奏はおあずけです。
2016.2.10
orz2•••そして私は普通の中年男になった
政治家なんて選挙に落ちればただの人である。
野球選手も一度犯罪を犯せば「〜容疑者」でしかない。
そして•••
ピアノが弾けなくなった私は•••ただの中年男でしかない。
全く参ったものだ。
この間、再度診断に行った時に、医者はかっきり3週間ギプスをつけたほうがいいと•••。
2週間で外したかった私の意向はもろくも崩れた。
なんてこった•••。
3月中旬には子供たちの発表会があり、その時にカルメンをお披露目する予定だったのだが•••。
かなり怪しくなってしまった。
一応ギプスが外れたら、1日何が何でも26時間、猛練習して備えたいのだが•••。
どう考えても時間的に確保ができそうにない。
レッスンの時でさえも、これは大変な支障である。
レッスンなんて、別に適当に歌って指導すればいいんでないのか?•••と思いきや•••
それでは何も伝わらない。
やっぱり自分が両手で弾いて伝えないと音楽は微塵も伝わらない。
前から思っていたが、歌って指導するなんて、なんの役にも、たちやしない。
それどころか、そんなの、手抜き指導でしかないと、自分自身では勝手に思っている。
声楽とピアノとは違うのだ。
歌と違って何重もの和音でピアノ曲は構成されている。
その微妙な和音のバランスにすべての秘密が隠されている。
だから本当にすごい先生はピアノだけ弾く。
逆に言えばピアノを弾いて指導するということは、その人の実力が全て出てしまう。
マルボローみたいに抜群にうまければ、この人に一生就いて技を身に付けたいと思うし、逆のパターンであれば全てが見透かされるだろう。
だから見透かされたくない人は、あえてピアノを弾かない。
何度も言うが、とにかくこの2週間、弾けない私は何も指導できなかった。
口で言ったり歌って伝えられることなんて何もない。
これほどまでに弾いて指導することが大事だとは•••。
逆に考えれば•••
マジで腱鞘炎とか、ジストニアとか•••
こうなっちまったら•••
全てはおしまいである。
だからこれを読んでいる人たちは決して上記の病気にはならないように。
腱鞘炎もジストニアも、無理な弾き方をしなければ絶対避けられる。
さて、ピアノを弾く以外でも、とにかく右手が弾けないということは不便極まりない。
料理、食事、風呂、掃除•••。
とにかく困ってしまう。
考えてみれば、長島元監督は脳梗塞で右手が不自由だ。
しかし、懸命にリハビリをやっている姿を正月のテレビ番組で見た。
その時には「ふーん」としか思わなかったが•••。
私は多少は右手は使える。
しかし、元監督は全く使えない。
それどころか、足も不自由で走れない。
それがどれだけ絶望的か。
しかし、その状況でも強靭な精神力でリハビリをしている。
あれだけ不便な状況で平静な精神状態と、大変な目標努力を保つことは誰でもできることじゃない。
改めて、長島元監督は一般人を上回る、すごい人なんだなあ、と思ってしまう。
たったの3週間、右手が使えない私でさえ、非常にイライラしたり、落ち込むことがある。
そして•••あの黄色い鉄柱に差し掛かるたびに•••
「この野郎、この鉄柱をこの右手でたたき割ってやる!」
と、何度思ったことか。
そうでなくても、無免許でダンプを乗り付けて全部の鉄柱をなぎ倒したくなる。
•••まあ、これが通り魔の心境なんでしょう•••
むしゃくしゃ、ってやつですか•••
逆に言えば•••
五体満足がどれほど幸せなことか。
体だけじゃない。
あらゆることに不平不満を言うことは、贅沢な悩みでもある。
本当に不遇な境遇に当たった時に比べたら、細かいことに不平を言うべきではない。
目の前のラッキーなこと、奇遇なチャンス。
それを全て気がつかずに全てを不平不満に変えて通り過ぎる人は不幸な人生でしかない。
いつも思うのだが、どんな些細なことでも、ありがたい気持ち、自分が幸せであるという気持ち、感謝の気持ち。
そういうものを持ち合わせていかないと、醜い人間になりやすい。
醜い人はやがて他人の不幸を笑うようになる。
だからワイドショーとかで清原とかベッキーの件を喜んで見ている人たちは•••。
他人に説教をするつもりはないが、私はそういう人間にはなりたくないと常々思っている。
いや•••
このHPもひょっとして快感に浸って読んでいる人がいるかもしれない(汗)
まあそんなことは、どうでもいいが•••。
現在は左手を中心に練習するしかない状況だが、正直言って右手だけの練習の方がはるかに練習としては、はかどる。
さすがに右手が使えないのはピアノ、生活共に不便極まりないので•••。
次回の時はぜひ、左手の負傷でいきたい。
2016.2.18
bad news
悪いお知らせです。
ギプス、外れませんでした。
いつまでこうかわかりません。
3月の子供の発表会の講師演奏は無しになってしまいました。
ついでに
5月のプレッシャー大会も2ヶ月を切る状態となり、何も弾けないと思います。
7月のX講座もこのままでは多分今年は不参加でしょう。
今年は私にとって最悪な年になってしまいました。
今まさに、清原のこの気分そのものです
2016.2.28
おかげさまで、無事ギプスはずれました。
怪我をしてから3週間目の時。
診断では、はじめのうちはリハビリのときだけ、ギプスを外すという段取りでした。
しかしギプスを外すと、もう本当に頼りない状態の手首で、しかもちょっと無理をすると激痛が走る。
こりゃまいったなあ•••。
家に帰ってこっそりギプスを外してピアノを弾こうと思ったものの•••。
もう全然痛くて弾けません。手首も固まってしまって動かない。
正直絶望的な状態でした。
風呂に入るときだけ、ギプスを外して、リハビリのときのように温めて、動かす訓練をするのですが、シャワーを持つだけでも、顔を洗っただけでも、手首に激痛が走ります。
•••一体いつになったら治るんだ•••。
しかし、ここは慌てずに、いつもなら2〜3分で上がる湯船もこの時ばかりは毎日1時間も入って、リハビリをしました。
しかし、1日1日と経つうちに、みるみる回復の兆しが見え、ついに5日目には医者から「外してピアノを弾いてもいいですよ」と言われました。
正直ホッとしました。
てっきりあと1ヶ月もかかるんじゃないかと思っていましたから。
家に帰ってピアノを弾いてみました。
最初はかなり痛いし、ものの見事に手首が動きません。
バキバキ、という感じでしたが、動かすうちに、楽になってきました。
今はまだ本調子ではないものの、マズルカ程度の曲ならばテンポを落として弾けるようになりました。
マジでよかったですよ。
目指すはリハビリでカルメンを•••とは思ったものの、弾いてみると、あの曲はかなり手首を回して弾くので、まだ痛くて弾けません。
少しずつカルメンも慣らしていこうと思っています。
しかし、今の私にとってはマズルカが弾けるようになっただけでも、幸せです。
•••ああ、ピアノが弾ける。思ったような音が醸し出せる。俺はまだピアノが弾ける•••。
この時の喜びは他に例えようもない程の価値観でした。
金を目の前に10億円、積まれたって、そんなのピアノが弾けない身体だったら、正直いらない(いや•••ちょっとは欲しいか???)
金があったって今の自分は幸せじゃない。
なぜに自分がサラリーマンにならなかったか、という答えがここにはありました。
あなたにとって何があれば一番せなのか?
これがもし•••お金だったら•••
その人の人生は別の価値観による人生になるかもしれない。
もちろん、人の価値観はいろいろでしょう。
でも•••お金で得られるものには限度がある。
夢とか家族とか、•••ましてや自由がきく手とか•••。
芸能人とかって金持ちでいいなあ•••なんて考えは•••。
実はくだらない悩みなのかもしれない。
ここを認識していないと、人間、渡るべき道を外してしまう。
もう一つ、気づいたことがあります。
自分が惨めな立場であっても他人を恨まないこと。
自由にピアノが弾ける人を恨んでも仕方がないこと。
正直「きちしょう」と思う気持ちは自分にあっても、それがを他人にぶつけることは、あってはならない。
もし今回の怪我が、車にぶつけられて怪我を負ってしまったのならば、相手を恨むということはありかもしれません。
しかしそうでない場合に、自分が惨めな身分であった場合に、その腹いせに、もしくはフラストレーションの発散のために、なにがしかの攻撃や恨みを友人や両親、目上の人間にぶつけること。
これは正直、人間としてみっともないことであり、かつ可哀想な人間です。
でも現実にはよくそういうことが見受けられる。
相手が羨ましいんだったら、自分が惨めな身分ならば、妬んだり、恨むのではなく、相手のような、羨ましい身分に自分がなれるよう努力して達成すること。
それができないんだったら、相手や社会を恨まずに、自分の努力不足を恨むこと。
金はなくても、古本屋に安い参考書は、いっぱい売っているし、図書館もある。
ピアノの参考書がなくても修行をすれば、なんだって得ることはできる。
これがわからない不幸せな奴がインターネットの世界では結構ばっこしている。
•••ま、そういうことはどうでもいいんですが•••。
なんとかX講座に間に間に合うよう、これから自分のリハビリという修行が始まります。
2016.3.6.