ステップ16
さて、このハ長調の仕上げですが、pp〜ff〜ppで弾けるようにします。つまり、最初は非常に軽い重さをかけながらスタートし、上がりながら重さを増やしていって2オクターブ上でffにし、降りてくる時にだんだん重さを軽くしてppにするのです。
この自由自在に重さを調節しながらスケールを弾けるようになれば、後はこれを他の調で練習をするだけです。変ホ長調などの黒鍵が混じっているスケールでは、力が入りやすいので注意!
step17 回転運動で弾く奏法
step17
脱力奏法(重力奏法)は大きく分けて2つに分類されています。
一つは今までのスケール奏法。もう一つは手首の回転を伴う奏法です。
手首の回転を伴う奏法は実はさらに10種類以上近くに分類されますが、そのすべての基本はこの奏法です。
この奏法は重量奏法においても最大の技で、これを使わずしてロマン派以降の難曲を弾く事は出来ません。
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