業界では私の持論?の「音色の変化は音量である」ということに反論する人がいます。
ではそういう人に聞きたいのですが
「ではどうやったら音色の変化ができるのですか?鍵盤を撫でるんですか?それとも揺らすんですか?それとも舐めるんですか?(笑)」
と聞きたいです(笑)
音量の変化・という言葉自体だけでは説明不足かもしれませんが、しかし結果論としてはそういうことになると思います。
あくまでもピアノのアクションはハンマーのスピードしか調節できません。
それ以外の仕事はないんです。
奏者がどういう鍵盤の押し方をしたところで、それしかできない。
もちろんソフトペダルを使って、色々と響の調節はしますが結果論としては奏者はハンマーのスピード調節によって音量の変化、音の強さの変化しかできません。
この辺り、もっと科学的に考えて欲しいのです。
いつまでも特殊なタッチで音色の変化が生まれると考えている人は永遠に音色の変化を習得することは不可能です。
業界ではタッチの違いを「錬金術」のように考える傾向がありますが、間違いです。
タッチを変えるから音色が変わるわけではありません。
この辺りがわかれば、音色の違いを引き分けることは難しくありません。