暗譜のコツって・・・脳細胞の焼き付けだけど・・・。

10月のプレッシャー大会に向けてある曲の暗譜を目指しているんですが・・・

暗譜ってどうやんのって・・・まるで歴史の暗記みたいに丸覚えでいいじゃんとかって・・・

それ・・・やっぱり違いますよ(汗)。

そうじゃなくて、やっぱり膨大な時間が必要なんじゃないかな?

ただし、その膨大な時間を使ってどう覚えるか?なんですが・・・。

これを自動演奏、オートパイロット、ともいうんですが・・・

まるで自動で演奏してしまう・・・というパターンの暗譜は非常に危ないです。

これ、本番で大失敗をする可能性が大きいです。

大概子供がこれ、やってしまうんですが・・・

あと・・・某素人奏法一派の丸美屋くんもやっている可能性がある。

彼、「暗譜は腕と手の筋肉に覚え込ませる」ってyoutubeで言ってたんですよね。それって完全にオートパイロット。

それって・・・アウト!(笑)。絶対本番で白くなる。多分やっている。

まそれはいいとして・・・。

暗譜って作業はとにかくすんごい時間がかかる。

これ、膨大な時間をかけて歴史の暗記物みたいに覚えているのかと思ったら・・・

ちょっと違うんじゃないかと最近思っています。

もちろん克明に覚え込んでいるのは間違いないです。

でも・・・その克明に覚えているって・・・どうやって???。

そもそも暗記するって・・・どういう仕組みなの???。

それ、考えた時・・・私、気がついたんです。

暗記って・・・

脳細胞に焼き付けているんじゃないかって(汗)

うろ覚えの暗記って忘れるけど、焼き付けた暗記って絶対忘れないじゃないですか?

たとえばBOOKなんて・・・本ですよね?誰でもわかる。

これ、易しい・・・って・・・誰が易しいって決めたんですか?

徳川家の初代将軍って・・・徳川家康って・・・簡単じゃんって・・・

なんで簡単なんですか?

そうじゃなくて・・・

完全に脳細胞に焼き付けているんです。

逆にいうと、子供の頃はこの焼き付けがすぐできるので

三つ子の魂100まで・・・なのでしょう(汗)。

RAM(書き換え可能データ)じゃなくてROM(書き換え不可能データ)なんです。書き換えできない既に入っているデータなんです。

だから一度覚えた曲って実は絶対忘れないと思います。

私は今度弾く予定のクープランの墓とかホロヴィッツカルメンとか・・・

これって・・・もう10年ぐらい弾いているから完全に覚えているんです。

バラード1とか4とかも完全に覚えている。

何度も弾いているから。

でも・・・今度弾くカプースチンは今年弾き始めたからなかなか覚えられない(汗)。

焼き付けた曲は絶対、一生忘れないと思うんです。

そう考えると・・・

すごく怖いことがもう一つある(怖)

変な癖、力が入る癖、、音を間違えて覚えた癖、指使いを間違えた癖・・・。

これらも下手すると一緒に脳細胞に焼き付けてしまうんです。

特に力を入れてしまう癖とかは脳細胞に完全に焼き付けてしまうと・・・これ、大変です。

ROM状態なので、これ、書き直すには完全にメモリーを総取り換えしないとダメだと思うんです。

RAMならいいですよ。単に書き換えするだけですから。

曲を練習するはじめってすごい大事でここで間違ったデータを焼き付けてしまうと厄介。

それが1曲ならまだしも、奏法自体を力を入れる奏法なんて習得して脳細胞に焼き付けたらもう一巻のおしまい。

その一例が・・・多分ジストニアでしょう。

もちろん、ハイフィンガー奏法もそうです。

この場合、私は幼少の頃からその癖をつけてしまって約15年間それを焼き付けてしまったわけです。

それを治すのに10年ほどかかりましたが・・・それぐらい厄介です。

皆さんも暗譜をする時は一緒にテクニックや指使い、変な力を入れていないか?

よく吟味しながら暗譜したほうが良いです。

今度これらの内容、まとめてメッセージ集に書いておきます。