まだ若い生徒に聞かれたんです。私のブログをよく読んでいるみたいなもんで(汗)。
その時そばに同席していた事情をよく知る生徒が苦笑していました(笑)。
私もすかさずこう答えました。
「私も含めて頭のおかしい人たちの集まりの論議の話なので、首を突っ込まないほうが良いですよ。下手に事情を探って調べようとするとカルト宗教にハマることになりますから気をつけて下さい。関知しないことです。単純に今までのように無駄な力を使わずに弾けば良いんです」
と、言いました。
まだ若い人は知らないほうが良い世界もある。
加えて無垢な人ほどカルト宗教にハマりやすい。
GW中にカルトにハマらないように、予防対策youtubeを作ります(笑)。
大体世の中にロシア奏法だの重量奏法だの、言葉を作るからいけないんですよ。
世界中探しても日本みたいにこのことで論議している国はない。
私が確か小学6年だか忘れたのですが、小さい頃、いつも練習でハイフィンガーでガー!っと指を上げて訓練していたわけですよ。
ちょうどその日、調律をする予定で調律師が来ていて、調律師の前で弾いていて「この曲、全然弾けないんです・汗」とこぼしたところ・・・
その調律師が
「う〜ん、本当はその弾き方だと古くて、今や指を上げないで鍵盤に吸い付いた弾き方をするのが主流なんです。それだと楽に弾けるんですけどね?最新の弾き方はそうなんだけど・・・村田くんの先生は多分昔ながらの古き良き(?)伝統的な弾き方だから・・・」
と言っていたのを思い出します。(先生をディスることなく発言するところもすごい!・笑)
その時は「?」という感じでわからなかったのですが・・・。
年代は確か1975年ごろだと思うのですが・・・その時日本にはある程度、重量(重力)奏法はあったんだと思います。
ただ多分ほんの一握りのトップレベルの人たちだけだったんじゃないかと。
それは予想できていて、例えばL,クロイツァーというサンクトペテルブルグ音楽院卒業でベルリンで指導していたピアニストが最後に日本に来て指導していたので多分に、重量奏法は指導していただろうと。
そうでなくてもドイツにはゴドフスキーという元祖の重量奏法者が指導していてその後アメリカにも渡っていたので、どう考えてもドイツ帰り、アメリカ帰りの留学生が持ち込んでいたことは間違い無いと思うんですが・・・。
ただ、当時にはロシア奏法とか重量奏法とか、そういう言葉はなかったんです。
ネイガウスですらもそんな言葉使っていないです。
時々、ドイツ人は全員、ハイフィンガーであるという馬鹿げた記述を某 重量奏法もしくは某 ロシア・オカルト奏法団体で見つけることがあるのですが・・・
これを見ればわかると思いますが、それはどう考えても間違いで(笑)
というかハイフィンガーでは何も弾けないと思うのでそれは嘘だと思います。
とにかく、日本では昔から重量奏法は存在していたはずなのですが・・・(汗)。
もちろん、流布しなかった理由はわかります。
これ、本当に習得が難しい(汗)。
それこそ、山にこもって修行しないといけない。
だからその修行が辛いからオカルトに走って逃げてしまった某重量奏法もしくは某オカルト奏法団体があるわけで(笑)。