大学生の生徒が言っていました。
私はその生徒に言いました。
「そうです。夏休みは大学生の期間でもあり、人生でもある」ってね(笑)。
夏休みは、ただぼうっとしているとあっという間に終わってしまう。
無駄に過ごしてしまうとあっという間に終わってしまう。
大学4年間のように。
その4年間の間に何ができるか。何が変わったか?
目標があるのなら、その4年間の間になんとか目星をつけな、・・・と。
また、夏休みは人生のようでもある。
ただ呆然と時間を無駄に過ごしたら、あっという間に歳をとって、何も残らなくなってしまう。
ただ空虚な人生を送ることになる。
だからいつでも努力して、何を得られたか?これから何が得られるか?
1日を大事に過ごさないと、あっという間に歳をとってしまう。
この時期、いろんな若い連中が私のところに遊びにくる。
希望に溢れるもの、計画を進行中で取り込み中なもの、そして・・・色々挫折を味わって弱気になっている者。
私は悩んでいる連中には言うようにしていることがある。
「人生そんなに捨てたもんじゃないよ」と
いや・・・そんなキザなことは言いません(笑)。
いつもくだらない、どーでもいいことばかり言って帰してます。
でもそれとなく、そう言うことを言います。
昔、私が20代の頃、すごくピアノに悩んでいて、もう辞めようかと外国人の50代の先生に相談したら
「深く考えずに続けなさい。続けることに意義がある」と。
何言ってんだろう?これだから外国人は超プラス思考で困る。おいらお先真っ暗なのに。
そこで別の50代の日本人のピアノの先生にまた相談に行った。
その先生も
「ピアノを辞めるのはいつでもできる」
また何言ってんだろう?最近は脳天気な先生が多くて困る。
ったくどいつもこいつも何も悩んでいない先生で困る。
そんなことを考えていた20代だった。
あれから30年。
え?もう30年(汗)。
そして私は、生徒に言うだろう。
「人生そんなに捨てたもんじゃないよ」と。
若い頃は・・・ただ単に頑張ったって何も実を結ばない。何も成果がない。結果がない。
若い頃はそう考えたくなる。
まあ確かにこの30年で何が変わったかって・・・
まあ確かにあんまりえらく変わっちゃいない(笑)。
でも自分の中ではえらく進歩はしている。
自分の中でですよ、ただし(汗)。
20年経った時と、その後さらに10年経ったときと・・・。
それもまたえらく違う。
ただし自分の中でですよ(汗)。
外からは何も変わっちゃいないんだろうけど(笑)。
ただ流石に30年も経つと、色々分かって、確信を持って言えることが多くなる。
世の中のまがい者、インチキ野郎、詐欺連中には「あんた、その指導間違ってるよ」と100%確信を持って言えるようになる。
バックボーン、裏付けデータがあるから。
だから悩んでいるものには正しい指針を示せるかな?と思っている。
一方で・・・
自分には何一つ、いまだに素晴らしい芸術作品がない(汗)
これは困ったものだ(汗)。
何一つ完成作品がない。
人生は夏休みのようなもの。
もう自分は盆時期を過ぎてしまったのか(汗)。
やばい。
昔のように30、31日で宿題を終わらせようとして、終わらなかったように・・・
何一つ満足に完成させずに夏休み人生がおわらないようにしないと(汗)。