まあメリットは各それぞれまだまだいろいろあるとは思いますが・・・
デメリットが少ないです(汗)。
デメリットさらに
1. 性能を維持するメインテナンスが難しい。
ヤマハピアノでさえ、その最高性能を維持するのはなかなか神経がいるのですがスタインウェイはさらに大変。
一つ例を挙げます。
私が今までいろんな中古ピアノ屋さんで中古スタインウェイを触ってきましたが・・・
その中で満足の行く中古スタインウェイの店はただ一軒。
正規代理店のみです。
それ以外はみんな状況、コンディションが「いまいち」。
別に正規代理店以外の中古屋さんが悪いんじゃなくて、それだけ維持が大変だと思うんです。
なのでそれをさらに自宅で管理するのは多分至難の業だと思います。
ヤマハなら、まあなんとかいろいろ神経を配れば、性能の維持はできるのですが・・・スタインウェイはどうかな?
以前面白い経験をしたことがあります。
スタインウェイとヤマハピアノをホールで舞台に2台並べて置いたんです。
多分ライトの熱で内部の結露ができたのかどうかわかりませんが、冬だったので出した直後は2台とも絶不調なんですが(笑)ヤマハの方は1時間もしないうちに絶好調になったのですが、スタインウェイの方はどういうわけか4時間ぐらい経ってようやく調子が良くなった記憶があります。
熱の変化でどういう変化が起きたのかはわからないのですが、それだけスタインウェイは気難しいところがあり、ヤマハはその辺りは流石に日本製だけあってよくできています。
2. パーツ代やら維持費がやたら高い。
当たり前ではありますが最高性能を維持するために、パーツはみんな一級品だと思います。
多分妥協がない。
ハンマーとかも多分値段よりも性能優先なので、値段のことは考えていないと思うんです。
そこで値段を下げたパーツとか使うと多分音に影響してしまう。
あと・・・多分調律代が同じ人でも高くなると思います。
とにかく、維持費は高くなりがちなのでその辺りは覚悟する必要性はある。
当然のことながら、スタインウェイは個体の値段もありますが、空輸するために値段は高くなるわけですが、逆に海外ではヤマハの方が高い。
おかしなことなのですが、海外では種類によってはなぜか中古などはスタインウェイよりヤマハの方が高いこともある。
3. ヤマハの本当の性能を知ってしまうと別にスタインウェイでなくても・・・ということに気がつくこともある。
私は常々思っているんですが、せっかく日本に住んでいるんです!
ヤマハを一番安く手に入れるには・・・当然日本が一番安く手に入るわけなんです。
中古なんか特にそうで、ヤマハの中古フルコンなんて300万円台からあります。
これ、海外になると間違いなく500万円台からになる。
せっかく世界で一番ヤマハが安く手に入る国に居ながら、ヤマハを買わない手はないと思いますよ。それと・・・
私は思っているんですが、そりゃスタインウェイも素晴らしいけど・・・
今度ヤマハのフルコンもチャンスがあったら触ってみな?
絶対びっくりすると思いますよ。
もちろん現行のCFXもいいけど、一世代前のCF3Sとかなんて本当にすごいレベルです。
そのピアノが今じゃ中古で600万円で日本では手に入るんですからすごいことです。
本当のヤマハのレベルを知らないと意外と勿体無いこともあると思うんですがね。
あと・・・弾き手から言わせてもらうと・・・
正直、ピアノを弾くという点ではレベル的にはヤマハのフルコンで十分です。
スタインウェイでなければいけない・・・ということはないです。
音色の多様性も正直絶好調ならばヤマハもスタインウェイも変わりません。
もちろんネームバリューとか、投資とか、オーナーの所有感とかはあるとは思うのですが・・・。