実はこの間、大学時代の同僚と、あるスタジオでスタインウェイを借りて弾きあい会をしたんです。
そこにはスタインウェイBがあったんですが・・・。
メーカー、サイズとも申し分ないじゃないですか?
でも・・・まあ・・・色々な状況ということがあるんでしょうけど・・・
正直満足のいく内容ではなかったです。
というか・・・全くもってスタインウェイらしくないというか(汗)。
まず・・・部屋の大きさなんですが・・・
まあ大体6畳ぐらいなんです。
6畳でもセミコンBタイプが入るんかいな!という感じでしたが・・・
この広さというのは・・・正直、音響的にはピアノの性能を引き出せません(汗)
みんな勘違いしているんですが、ピアノの音って箱から出てくる音じゃないんです。
跳ね返ってくるエコー音なんです。
ホールのピアノは弾いた直後に箱から出てくる音は音速スピードでホールの壁、天井、裏の反響板に跳ね返って、帰ってきた音やそこらへんに転がっている音を我々は聞いているんです、半分以上は。
なので某極寒奏法連中のように、弾いた後で手をかき混ぜて音色を変えようとしても、時すでに遅し!!
0.1秒後には音はすでに自分に跳ね返ってきた音を聞いている状態です。
手でかき混ぜている暇はないです(笑)。
で・・・この跳ね返る音が美しいのであって、狭い空間だとこの跳ね返る余裕がないのでなんとも良くない音しか生まれないんです。
正直直接音しか聞こえないと思うんです。
ピアノって私は思うに、どんなに良いピアノであっても、普及版であっても、多分30畳ぐらい広さがないと生かしきれないんじゃないかと思っているんです。
なのでヤマハのG3であっても教会とかに置いてあると、意外と良い音がするんです。
もちろん上級ピアノがあったらもっと良いと思います。
ピアノはやっぱりある程度の広さがないと反響音がないので良い音が生まれない。
そして・・・やっぱり整備かなあ?
正直このピアノは音もそうですがタッチ感もヤマハのようでした。
たとえスタインウェイであっても、それを最高の音を出せるように整備することは至難の業で、しょっちゅう調律師を呼んでいないとダメなんじゃないかと。
以前、調律師に尋ねたことがあるんです。
「ホールのような状態のコンディションに教室のピアノをしたいんです」
と・・・それに対しての返事は
「たった1日だけ持たせるんだったら、そのコンディションにすることはできます」と(汗)。
所詮、どんなに良いピアノを持っていても最高のコンディションを維持するのは大変です。
いつも良い音とは限らない。
そしてこの部屋の狭さ(汗)。
現在の私の教室は約11畳ぐらいかなあ?とは思うのですが、正直20畳は欲しい(汗)
実は今その計画を立てている最中で、隣の部屋をぶち抜いて広くしようか?と考えているのですが(汗)。
私の持っているCS2とかCFの類いは、結構広い部屋だと実はすごい、いい音がするんです。
これ、知らないからみんなヤマハを馬鹿にするんですけど・・・。
知っている人はわかると思います。・
あああと・・・
久しぶりに会った同僚は学生時代もそうでしたが・・・今もすんごい美貌でした(汗)
え?歳取ってないんじゃ?と思うぐらいアンチエイジング(汗)。
顔は写させてくれなかったのですが(汗)。