なんか以前、スーパーで安いコーヒー豆を買ってみたんです。
300gで確か・・・420円だったかな(笑)
まあそんな値段なんで試しに買ってみて飲んでみるかと。
これはつまり100gにつき140円ですよね?
ちなみに私がいつも飲んでいる豆は大体100gにつき600円ぐらいです。
安くても果たしてそこそこ美味しいのか???
価格破壊は起こるのか!?!?
はい、結果は・・・・。
まあ飲めなくはないです。というか・・・まあ気晴らしに飲むんだったらこういう味でもOKかなと。
そこそこ美味しいと思ったんですよ。
製造日程も比較的1ヶ月前だったので新鮮なようだし・・・。
でもですねえ・・・
まあ一応、安いコーヒーだとありがちな苦い味とは違ってスッキリした味ではあったのですが・・・
そのうち感じてきたんです。
なんか深みがない。
そう、言葉で表すとそういう言い方しかできないんですが・・・
とにかく、深みがない(汗)そして・・・とうとう飲みたくなくなる(笑)。
いや別に飲んでもいいんですよ?でもねえ・・・なんとなく、飲む気がなくなる。
人間は正直です。美味しくないものには手を出さなくなる。
理屈じゃないんです。気持ちは嘘をつかない。
それで結局、遠い店なんですけど(いつも自転車で行くことにしているんでちょっと遠い・汗)いつもの店でやっぱり豆を買いました。
ここの店には同じ名前の「鑑定士ブレンド」という少々高値の豆があります。
いやそりゃ・・・美味しいですよ!この豆は。
コーヒーってみんな同じように感じるんですが・・・全然違う。
同じことは・・・ピアノ演奏でも言えます。
例えば・・・同じショパンのワルツだろうが、ポロネーズだろうが、ラベルの作品だろうが・・・。
曲って同じじゃないですか?だから誰が弾いても同じ・・・・。
・・・のはずが・・・汗。
同じ曲なのにやっぱり違う。
これは避けられないです。それが芸術の境目なのかどうかは私はわかりません。
私はあんまり威張る気はないし、そんなに偉い人間じゃないんで偉そうなことは言う気はないんですが・・・。
そう考えると・・・正直、あんまり何曲も何曲も人前で弾く気ってあんまり起きないんですよ。
本当に自分の演奏が特別に最高の出来で、唯一無二の演奏だったらよかったのですが・・・。
youtubeで挙げた演奏にはそういう演奏はもちろんありました。
でもそんなに数は多くないです。
ありふれた演奏なんて本当は挙げても意味がないと最近はつくづく感じています。
もちろん、自分が満足しても他人がどう思うかはわからない。
でもそれは構わないと思うんです。
自分が満足する内容だったら多分それに賛同する人はいるだろうと。
逆に満足しない内容だったら、誰も賛同しないだろうと。
だからと言って・・・変なオリジナリティある演奏が良いとは思っていないですよ。
そうじゃなくて・・・なんです。
自分でオリジナルの作曲した曲ならば別ですが、クラシック曲においては、本当に出来の良い、満足の行く演奏でないと意味がないじゃん、と。
スーパーにあった安物のコーヒーと同じく、安物の演奏じゃなあ(汗)・・・と、最近つくづく思うわけですよ(汗)。