テクニックとは偏差値である。

この内容、以前も書いたかな?

でもアホなロシアBOSSが色々書いているようなので(?)もう一度書くことにします。

先日ゲキチのリサイタルがありました。

彼の演奏が良いか悪いか?素晴らしいかそうでもないかは人それぞれなのでどうでも良いのですが・・・。

私が感心したのは彼が究極のテクニシャンということです。

全くもってほぼミスがない。そして音質がとても均一で小さい音もムラなく出る。

よって彼が小さい音で美しい音色を出す時は本当に美しい状態で演奏されます。

なんていうか・・・あれって・・・フェラーリーのエンジン音なんですよ。

聞いたことない人だとわからないと思うんですが・・・

何言ってんだこいつ?と思うでしょ?BOSSも含めて。

そう思う人はラヴェルのことを知らない。

ラヴェルは実はフェラーリーの大ファン兼オーナーで、フェラーリーの音をこよなく愛していた音楽家として有名な話です。

それ、とてもよくわかる。

ラベルの好きそうな音ってピアノ曲もフェラーリーエンジン音もすごい関係性があると思います。

ちなみにラフマニノフは大のアメ車FORDファンで何台もフォード新型車を持っていたらしい。

BOSSもくたびれたビンテージピアノとか買ってないでフェラーリーでも買ってみればええwww。

話を戻しますが・・・

「あいつはテクニックだけしかない」という人に限って全くテクニックを持ち合わせていない。

テクニシャン、という人たちは生まれ持ってテクニックがあるのではなく、音楽同様、テクニックにおいても究極に研究をしている人だということ。

それなりに努力をしてテクニックを持っている。

東大卒を馬鹿にする人、元々天才だと思っている人が時々いるけどそれ、間違っている。

相当な努力家であること。

同じようにピアノのテクニシャンはかなりの努力家であること。

テクニックがなかったらラヴェル、ラフマニノフ、それらの曲を弾くことはどんなに音楽性を持っている人でも不可能。

その努力を放棄したBOSSなどが「あいつはテクニックだけ」という資格はない。

そうでなくても諦めて未だに、ジストニアを治す意思がないんだから。

テクニシャンはわざわざ「自分はテクニシャン」などと言わない。

能ある鷹は爪を隠す。

それともう一つ、大事なことがある。

1990年代初頭のコルトーなどの演奏は音ミスがかなり多いが、演奏は素晴らしい。最近のピアニストはミスは少ないが演奏がつまらない、などという無知な発言をロシアBOSS連中が言っているが何も知らない証拠である。

1990年代初頭〜1930年までの録音方式はSP録音(レコード原盤に直接録音する)方式。

1940年代以降はオープンリール(テープ方式)による録音方式。

オープンリールの場合はテープの継ぎ接ぎが可能なので、ミスがあったらその都度、他のミスがない音源を貼り合わせれば、極限にノーミスのマスターテープができる。

しかしその前の原盤(ワックス盤)に直接針で録音する方式は一発録音で終了なのだ。

つまり、ミスがあっても修正はできない。

そのため、当時はtake30とか言って30回まで録音をするということをやってその中でミスの少ないものを選んでいたわけだが、それでもコルトーはミスが目立っていたということだけである。

現代の方式でコルトーがCDを出していたら、多分ノーミスの CDができていたに違いない。

色々発言をいう前にもっと事実確認をした方がBOSS連中は良いと思う。