ピアノから良い音色が生まれないんだったら・・・part2

よく思うんですけど・・・

グランドピアノを持っている人って意外とピアノの蓋を全開にしていない人が多いんです。

30度の間隔ではなくて本当に全開(45度)にしている人って少ない。

え?なんで?って私は思ってしまう。

大概は「音がうるさいから」というんですが・・・

それは調律師に頼めばいくらでも音量が出ないように調節はしていくれます。

問題は全開の方が絶対良い音色が出るんです。

そもそもピアノは全開で本当の実力を発揮するように作ってあると思うんです。

もったいないですよ。

もし音量が大きと思うんだったら・・・自分が音量が出ないように弾けば良いんです。

どうやって?

それが・・・テクニックの研鑽につながるんです。

どうやったら小さい音になるか?どうやったら音量の調節ができるか?

何度も言っているけど、多彩な音色の変化を出したかったら音量の変化に敏感にならないといけない。

・・・教室の生徒には酸っぱく言っていますが(笑)・・・

それがわからない某オカルト教室は変な奏法ばかり研究しているんだろうけど・・・

どんな状況のピアノであっても自分がその目の前のピアノの操作に慣れないといけない。

ピアノは自分に近づいてくれません。

自分がピアノに接近しないと。

蓋を全開にしたら必ず色々発見があると思います。

そしてどうやったら音色が変化するのか?

必ず自分で秘密を発見するはずです。

蓋を閉めたら絶対発見できない。

もしご自宅の蓋が閉めてあるんだったら・・・全開で弾く事を強く勧めます。