前回もお知らせしたように、現在ピアノを修理に出しているので手元には電子ピアノしかありません。
それで仕方なくこれでずっと練習していたんですが・・・。
これ・・・本当にダメですね(汗)
もちろん譜読みとかテクニックの練習には何ら問題はないかも知れません。
譜読みと言っても・・・音楽を考えない譜読みならば(汗)。
しかしそれって本来はあり得ないことです。
テクニックといってもやはりそこは全く音楽を考えない、というわけに行かないことも多いです。
もう少しは練習にはなるのかな?とは思ったのですが・・・。
そのあたり、本物のピアノが戻ってきた時に、色々動画も含めて論文的に公開する予定でこちらに書き溜めています。
まだ未完ですが、いずれ動画も添付して書きますので時々読んでみてください。
いずれこれも書く予定ですが・・・ひょっとしてクラシックピアノが衰退している原因の一つに・・・電子ピアノも理由の一つかも知れませんね。
本物のピアノを知っていれば、色々わかることがあります。
結論で言えば・・・正直アップライトピアノでもあまり良くないです(汗)。
そのあたり、論文でも書いていますが、「音色」なんですよ。
しかもグランドピアノの箱の中で発生する「音色」がね。。。
音色の操りなんですよ。
これが電子ピアノもアップライトピアノもできない。
全般的に存在している他の電子管楽器とか電子弦楽器とかはわかりません。
しかしピアノに関して言えば・・・
クラシック音楽のピアノ曲は他のジャンルと音色に関しては全く異次元のようです。(JAZZはわからない)
なのでグランドピアノがそれほど世間的に流布していない状態でクラシックピアノは今後ショパンみたいな作曲家が出たとしても果たして流行するか疑問です。
もちろん、例えばブルグミューラーぐらいまでは大丈夫かも知れません。
でも多分その次のギロックとかになるともうダメなんじゃないかと。
なんていうか・・・
例えば車の運転。
ゲーセンとかプレステ、will(にあるのかね?)でやるカーレースと、本物の車でのカーレース。
それぐらい差があります。
プレステでカーレースができたからF1に出場できるか?というレベルです。
かといって各家庭にグランドピアノはね。。。。。
結果、ある程度までピアノを弾ける人口は多いのですが、やがてつまらなくなって他のジャンルに行く(汗)。
それが真実なのかも知れません。
よくあるストリートピアノってあるじゃないですか?
あれは残念ながら、クラシック音楽の音色までは迫れない状態の演奏になってしまう。
なぜなら周りがやかましい環境じゃないですか?そういうところではクラシック音楽独特の音色の世界が表現できない。
結局パリパリな音で弾くはめになる。
もし各家庭にグランドピアノなんてあったら・・・多少は音楽の嗜好とか業界とか。
変わるんじゃないかと。
私は現代のJ-POPを否定するつもりはないです。
自分自身もシンセサイザーとか弄る人間なんで決して現代のPOP世界を否定するつもりはない。
でも・・・グランドピアノの奥の深さを知ってしまったら・・・
世界のPOPは多少は思考が変わるかも知れない。
それぐらいグランドピアノから出てくる音色の変化、面白さは例えて言えばシンセサイザーとはまた違う世界の魅力ではあるもんで。。。。。
これはこれで素晴らしい世界ではあります。
でもグランドピアノの世界もまた違う世界。
知ってしまうと離れることはできません。