ピアノハンマーシャンクは本当に、しなって音色が変わるのか?という結論。

ロシアピアニズムは「ピアノのハンマーのシャンクは大きくしなって、それにより音色がカラフルに変わる」と言っているようですが・・・

まあピアノのシャンクも野球のバットもどう考えても振っている間は、しならないでしょう、と思っていましたが・・・

この動画を見ればご覧のとおりです。

バットはボールに当たる直前まで、しなりません(笑)

そりゃそうです。そもそもその程度で簡単に、しなるぐらい柔らかい素材だったらボールが飛ばない。

で、ボールが当たった瞬間に確かにバットはその衝撃でしなっています。

しなりはさらに復元力をもって元に戻りますがまたその”しなり”が発生してまた元に戻って、という繰り返しをしています。

しかしバットがしなる前には既にボールは飛んで行っています。

しなりにボールの飛距離は関係ないんです。

そもそもしなりでボールが飛ぶんだったら、しなるわけが無い金属バットは逆に飛ばないはずです。

高校野球では金属バットなのになぜプロ野球では金属バットは禁止で木製のみなのか?

実は金属バットの方が木製より遥かに飛ぶのでプロ野球で金属バットなんかしたら全員、ホームランになって試合にならないので、あえて飛ばない、そしてテクニックが必要な木製バットにしているそうです。

これとピアノのハンマーシャンクは全く同じです。

多分弦に当たった瞬間はシャンクは、しなると思いますがしなった時点の前ですでにハンマーは弦から離れているはず。

ロシアピアニズムでは不思議な理論を展開していますが、もう少し科学的に考えないとね.