いやスタインウェイとか新しいピアノを買うわけじゃないです(汗)。
買ったからうまくなるかと言ったら・・・それはないです(笑)。
別に国産ピアノで大丈夫だと思いますよ?むしろ自分の腕磨きが大事かと?
何を一新かというと・・・
まずピン磨きをします。これによってかなり動きは良くなります。
あとなんでもフェルトに対して最新の溶剤をドイツから取り寄せて、それを含ませることによって鍵盤の動きがさらに良くなるらしいです。
え?鍵盤の動きをよくする?じゃあ弾きやすくなるわけですね!
いや・・・動きやすくすることはもちろん大事なのですが・・・それ以上に大事なことがあるんです。
音質です。
ハンマーが弦に当たるスピードはとても重要で、これ如何でどうにでもピアノの音は変わります。
実はそう思われていないと思うのですが・・・
鍵盤の動きは悪くなればなるほど、音は硬くなってしまうんです。
単純に動きがとろくなればなるほど実は音が固くなる。
意外と思われるかもしれませんが、鍵盤は動きが良くないと逆に音を出そうとするあまり、過度に動かして弦に当たるスピードが速くなって音がキツくなりがちになるんです。
逆に鍵盤がスムーズだと音がデカくなるような気がするのですが、それは逆で、調整がしやすくなるので自分の思った通りの音が出やすくなって意外と小さい音が簡単に出るようになるんです。
そしてシャンクローラーというパーツ。
このパーツは逆に適度に滑らない(ハンマーを動かさなくする)といけないパーツです。
この滑り加減が重要で適度な滑り(適度にハンマーが動かないようにする)がないと途端に音が固くなる。
難しいですね!
ある部分は滑らかに動かないといけないし、ある部分は動いてはいけない。
このあたり、本当にピアノを持っている人はアクションの研究をしないと、どうしたら具合が良くなるのかわからないので良く研究してください。
でないと・・・極寒奏法連中みたいに、
「ハンマーがベタッと弦に張り付く時間が長くなるから倍音が減って基音が目立って音が汚くなる」
とかいう全く理解不能なことを主張することになるんです。
少なくとも専門家はそういう発言はやっちゃいけません。
ピアノが上手く弾けていない証拠だと思います。
連中、もしそれが本当だったらお抱え調律師に聞けばええ。
あ、それから今回のピアノの整備は私がやったのではなく(汗)いややろうと思えばできるかもしれませんが、まあ失敗して1台ダメにする可能性大(笑)
ピアノプログレス
ここにいつも頼んでます。
社長の佐藤さんとはもうかれこれ35年近い付き合いで(汗)。
そもそも私が某楽器店ヤマハ講師をやっていた時にその楽器屋で働いていた調律師で、たまたま調律を依頼した仲だったんですが・・・
私も佐藤さんも以降、非常に業界では有名な存在です。
いや私はヤバい点で有名なだけですが(笑)。
どちらにしても次回レッスンに来た時はかなり良くなっていると思います!