あなたは何か特別なプライドを持っていますか?
例えば・・・ピアノ?
自分の演奏は上手いとか?誰にも負けないとか?
はたまた自分はロシア仕込みのテクに倍音を持っているから世界一上手いとか?wwww.
正直に言いましょう。
プライドなんか何の価値もない。そんなもの捨てろ。邪魔なだけ。
加えて言えば・・・
プライドを持っている奴に限って大した奴はいない。世間に対しての安っぽいパフォーマンスとしてやっているなら別だけど。
プライドを持っているってことは、その分野において誰にも負けない、ということなんでしょう。
じゃないの?誰かもっと強い人がいたらプライドなんか持てないでしょ?
そう、自分は一番、と認識しているんでしょう。
でも・・・それって、世界一の人と張り合ったらどうなるの?
もちろん勝てないでしょ?
いや私は世界を相手にしてはいない???だったらそんなのプライドでも何でもないです。
単なるローカル地方のさらにローカル地区のお山の大将。
誰よりも、世界の競合においても負けない実力を持っている。
・・・それが本当のプライドだと思うんです。
だからスポーツでも世界大会がある。日本で一番になってもあんまり意味がない。
じゃあその世界でいちばんの人ってプライドを持っているか?
・・・それは多分持っていない。
なぜなら自分のライバルとの差があまりないから気を抜いたらすぐ負けることをわかっているから、とてもプライドを持てない。
これが芸術分野でもそれは同じだと思いますよ。
自分はまだ上手くない。もっと研究することがある。まだまだ上に行かないといけない。
つまり、分野によってはライバルなんかいないんです。
そして自分の地位に甘んじてしまったらそれ以上進歩すること、上に伸びることができなくなると思うんです。
プライドを持つってことは周りにドヤ顔をするという意味だと思うんです。
それってすごい意味ない。もっとはっきり言ってしまえば単なるバカ。多分それ以上そいつは伸びない。
間違ってますかね?
例えば私は・・・テクニックの分野においては確かにテクニックを習得している、と自負してはいますよ?
でもそれ・・・正直いうと自負と言ってもプライドはないです。
単純にようやく世界のプロのピアニストが当たり前のように持っているテクニックを持てるようになっただけ。
単純にプロのピアニストのスタートラインに並んだだけ。
しかも60歳になってようやくスタートライン(笑)
もう手遅れwwww.
でもまあ・・・スタートラインにさえ到達していない嘘で固めたロシアオカルトテクニックよりは全然マシだとは思いますが。
あたなもプライドについてよく考えた方が良い。
それ、何の価値がありますか?
あなた、本当に強いですか?本当に価値あるものを持っていますか?
本当にすごい人は現状に甘んじていないです。
一晩くらい、何某かの成功に酔ってみてもいい。
でも一晩だけかな?
明日から自分のできないこと、未熟なこと、やらなければならない山程の課題に取り組んだ方が良い。
自分が成長したければプライドほど邪魔なものはない。