あんまりラヴェルについてはとことん研究はしていません。
なのでラヴェル自身の性格とか、考えとかは決して突き詰めて知ってはいない方だと思います。
なんか2冊ほど、ラヴェルについての本は読んだのでまあ大体の性格は知っているつもりですが・・・それでも色々もっと研究すれば出てくるでしょう。
今やっている曲はクープランの墓のトッカータ。
昔、真面目に楽譜通りの指示で弾いていましたが・・・それじゃ弾けないですよ(笑)。
今回は相当弄って、あちこち両手で入れ替えをして弾いていますが、そうやらないとあの曲、弾けないですよ(笑)。
一説ではラヴェル自身がわざと弾きにくくして、ピアニストを困らせて楽しんでいると言う話を聞いたことがあるのですが・・・でもこの曲は確か戦死してしまったマルグリッド、ロンの夫に献呈された曲なんですよね。
もちろん初演は妻のマルグリッド・ロンなのですが・・・。
戦死してしまった友人の奥さんに対して、そんな皮肉めいたことは・・・流石にラベルもしないんじゃないかと(汗)。
ラヴェルは何でもかなりの愛国者で、戦争時も自ら兵役に買って出て、野戦病院の負傷した兵隊を運ぶドライバーをやっていたと聞いたことがあります。
第一次大戦時でしたが、あの時代から100年も経っているのに、なんて人間(ロシア人)はいまだに愚かなのでしょう。