最近生徒の親戚の話を聞いた。
なんでも大学を出た後で新卒で会社に入ったはいいが、それを辞めて自転車で世界の放浪の旅に出たらしい。それヨーロッパはおろか、ブラジル、メキシコまで自転車で回って、その後結婚した人とさらにネパールまで自転車で旅行したらしい。
自分の生徒には音大を出て30代手前でいまだにヨーロッパに留学している生徒もいる。
平気で1年間学校を休校して留学している人もいる。
私は・・・留学というものはしなかった。
資金的になかったのも理由だけど、それよりもそんな勇気がなかった。
やっぱり大それたこと、という判断があった。
今思えば・・・結局勇気がなかったんだろう。世間の敷かれたレールから外れるのが怖かったんだろう。
真っ当な人生を送れなくなる。社会的に地位のある人間でいられなくなる。
そういう怖さから、留学というものを避けてしまったのだろう。
そして現在・・・
いまだに就職もせず(笑)そして真っ当な人生、真っ当な地位のある大人になるはずが・・・とんでも無く大失敗をしでかした人間になってしまった(汗)。
こんなんだったら初めから外れた人間で通して仕舞えば良かったに違いない(?)。
いや・・・すでに外れた人生やっちまったか(汗)。
結局人間、やりたいことはやった方がいいのかもしれない。
つまり・・・
やったもん勝ち。
あとは・・・今からでも遅くないから、やりたいことをやってしまった方がいいのかもしれない。
つまり・・・
逃げ切り勝ち。
そう、死ぬまでに逃げ切って仕舞えばいいのだ。
若い連中は私は思うにやってしまった方がいいのかもしれない。
音大に行くことは私はいまだに生徒には勧めない。
まず持ってこちらから勧めることはしない。
でも一旦決めてしまったのなら・・・
もうそこはとことんやったもん勝ちで逃げ切りがちな世界なのかもしれない。
もちろんそこには自己責任があるが。
ところで某奏法連中のボスは自分の生徒に「留学に行くな。私の指導で十分だ」と言っているらしい。
なんでも某テクニックは本国で教えておらず、世界中で指導しているのは私一人だけだと言っているらしい。
あのオカルト奏法のことか?(笑)。確かに世界中で一人ではあるwwwww。
生徒に「留学に行くな」は最も浅はかな進言でしかない。
何考えているんだろうあいつは(笑)。