二科展と米津玄師。

生徒の親が二科展に絵を出しているというのでみてきました。

かなり多くの画家の絵があったのですがその中で私がいいなあ、と思った絵はこれらでした。

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この絵はすごくて、まるで写真のように光を見事に絵の具で捉えているところがすごかった。

これらの絵は何がいいのか?どこが良いのか?

・・・それは素人の私には分かりませんが(笑)

何かとても色彩的とか構図とか、イメージとかで気に入ったわけです。

理由なんかありません(汗)。

でも所詮絵画なんて、何が良いのかなんて・・・感性でしかないので、理由なんかないと思うんです。

音楽も同じでなんでいいのかなんて・・・感性で感じたことなので、理由なんかありません。

でも、そういうことを論じて論文にしたり、「作曲家の意図は・・・」とか分析したのが大学でのクラシック音楽の世界だと思うんです。

あんまりクラシック音楽をアカデミーで捉えて考えるとたちどころに頭でっかちになるのでそう考えずにフィーリングでやった方が良いと私は思っています。

ただ思うんですけどね・・・

絵画の世界はみんな自分のオリジナリティーを発揮して描いているわけじゃないですか?

でも・・・クラシック音楽ってそういうオリジナリティーってないと思うんですよ。

あくまでも作品の解釈だけであって・・・それ以上には何もないと思うんです。

絵画の方がよっぽどオリジナリティーとか、発想がある。

・・・そう思いませんか?

もちろん趣味でピアノを弾いている人はいいけど・・・

我々講師や職業ピアニストはあまりえらいことは言えないと思います。

なんでも米津玄師のレコーディングには芸大などのトップクラスの演奏家、作曲家などが参加して作っているらしいです。

本当、彼のアルバムはよくできると思います。

そうやって現代の音楽家がクラシックに見向きもせずに現代のPOPSに目を向けることはごく自然だと思います。

そりゃそうでしょ?

クラシックなんて・・・そりゃあいい演奏もあるけど・・・

ウン百年も同じ演奏を飽きずにやっている(汗)

いくら芸術的な演奏が・・・とか言っても・・・

やっていることは同じ。

そしてピアノソロに関しては・・・

私思うんですけど・・・クラシックピアノってどうやったら上手く弾けるかなんて・・・

結局音量の大小で綺麗な音を出せばそれでOKな世界じゃないですか?(笑)違います?

私はもう見抜いてしまったんですよ。クラシックの本質を。

もちろん、解釈上音楽的に処理しないとまずいですよ?

でも・・・その上で解釈が正しければあとは美しい音を出せばOK!

違います?

もちろんその極上の良い解釈、良い音は必要ですし難しいいけど・・・。

本質を見抜いてしまうと・・・色褪せた世界に見えることがある。

大学を卒業した頃、自分はクラシックに行くか?ポピュラーを極めるか?迷っていた時期があったんですが・・・

今の道が果たして良かったのかどうか?

でもこういうふうに感じているクラシック演奏家って多いと思いますよ?

「本当は自分でどんどん曲を作って発表していかないといけない」と言っていた音楽家って実は多い。

ここにクラシックの人気がない理由がある。