今や合唱コンクール伴奏者オーディションたけなわですが・・・

小学校でもありますが今は多分中学校の方が盛んに合唱際の伴奏者オーディションが行われているようです。

オーディションは主に、クラス対抗と学年対抗です。

クラス対抗はクラス内において1名伴奏者を選ぶわけです。

学年は1学年内に1名。

当然、学年伴奏者オーディションの方が、より厳しい選考になるわけです。

なので、ちょっと自信のない生徒はクラス選考の方を選択する人が多いのですが・・・

この間、クラス選考会でちょっとすんごい選考会(?)がありました。

どことは言いませんが・・・。

その中学のクラス選考会は主に生徒達によって、選考をするらしいです。

もちろんそういうパターンは非常に多いのですが・・・。

ですが・・・

なんたって、選考するのが音楽の先生ではなくて、私から言わせれば生徒なので「子供達」なわけです(汗)。

ある程度音楽がわかる「音楽の先生」ならばまあ、公平に審査されるとは思うのですが・・・

これが生徒達による選考になると・・・汗。

今までこの手においての問題は結構ありました。

例えば・・・

女子生徒三人がオーディションに立候補してですねえ・・・

でも伴奏の出来具合が生徒達はわからないもんで・・・

単純に・・・

人気投票!!。

やっぱりクラスで人気者の女子、もしくは男性生徒から人気のある女子生徒でんがな(笑)。

いわばAKB選挙(笑)。

逆に言えば・・・

人気のない、根暗なイメージの生徒だと・・・選ばれないわけで(汗)。

そこんとこ、クラス選考会の場合は・・・

参議院議員選挙に勝るとも劣らない選考方法(笑)。

やっぱこれぐらいの目立つ存在でないとクラス選考による伴奏者にも選ばれない???。

ところで私、あんまりテレビって見ていなかったもんで、メロリンキューが山本太郎とは知りませんでしたが(笑)。

どちらにしても山本太郎は日本のゼレンスキーになるかもしれませんね。

話が脱線しましたが・・・。

とにかく、クラス選考会はちょっと、はちゃめちゃな選考会になることが多いんです。

それがですねえ・・・この間、とある中学でとんでもない選考会があったんです。

その選考委員はほとんど音楽というものを知らなかったそうで・・・。

それで・・・クラスで歌う曲が決まって楽譜をオーディション希望者に配ったらしいのですが・・・

それが楽譜を配った当日に選考委員が「オーディションは1週間後に行います」と言ったらしいんです(汗)。

え!1週間後!?

1週間で楽譜を全部譜読みして、全く止まらずに弾くようにする。

これ、無茶苦茶です(笑)

でも多分、選考委員はピアノを弾いたことがなかったのか?単純に何かの数学の宿題と考えたのか?

楽譜をもらった生徒達は真っ青です(汗)

ですが・・・生徒が私のところにきて、これこれしかじか、と聞いた時には・・・

「・・・んー・・・・、仕方ないじゃないか。でも・・・それって・・・」

『ピンチはチャンスなんじゃないのか?」と言ったんです。

確かに1週間で譜読みは無茶苦茶です。どう考えても1週間で完璧に仕上げて弾くのはほぼ無理。

でもどうせ、他のメンバーもそう思っている。

中にはやる気を失っている人もいるかもしれない。

それは逆に・・・チャンスだ!!。

「こんなの無理ー」とか言ってポーカーフェイスをして家でこっそり猛練習して、当日なんとか、かんとか、仕上げて弾けば・・・

まあもしかすると完璧でなくとも選ばれる可能性がある。

不意をつくんだ!。他のメンバーに隙を見せて、自分は、ばっちし猛練習をして持っていくんだ!!

・・・と、生徒を奮い立たせて、練習させました。

当日の朝はどの程度の仕上がりになったのかはわかりません。

しかし、ある程度仕上げたらしいという情報が入ってきたので、これは他の参加メンバーの隙を見て、行けるかも???・・・と思ったのですが・・・

それがー・・・・汗。

ななんんと!選考会なんですが・・・

選考委員によって会場に用意されたピアノが・・・

・・・・・ポータブルキーボード・・・・

しかも、ペダルキットが紛失してしまったようで・・・。

「あれ?ペダルジャック、どこいった?・・・ない?・・・」

「じゃあペダルは無しでお願いします、皆さん!」

・・・と・・・汗。

そしてそのポータブルキーボードも、鍵盤の動きが良くなかったようでどこか音が出ない鍵盤もあったそうで(汗)。

そして、その場での演奏をさらに!何某かの録音機で録音して、審査は後日、この録音をクラスの皆さんの前で流して、投票決定します!!・・・・と・・・汗。

ただでさえ、ポータブルキーボードで音が悪いというのにさらに、録音機で録音してさらに音質の悪い状態で審査(汗)。

ちょっと待ってよ!俺んとこじゃ、教室でCSⅡという最高のコンディションのヤマハセミコンピアノでレッスンして、音質までこだわって、ここのバスを出してとか、ここでデクレッシェンドしてペダルで余韻を響かせて・・・とかってやったのに・・・

全てパーじゃねえか(汗)。

まあ・・・こういうことは往々にしてあるようで(汗)。

学年選考の場合は流石にこういうことはないし、音楽の先生が選考するのはほとんどなのですが(汗)。