今までいろんな合唱コンクールの伴奏オーディションの指導をしてきましたが、最も難しい伴奏だったんじゃないかと思う曲はこれでした。
完璧「伴奏者殺し」ですね笑。
まあこれは冒頭が完璧に弾けるかどうかでオーディションは決まるので、ものの数秒で決定です(笑)
まあ大体冒頭を完璧に弾ければ大体ほぼ100%選ばれます(笑)。
ですが・・・最近はこういう超難関伴奏曲の合唱曲は避ける傾向にあります。
なぜなら・・・みんな弾けなくて候補者が出ないことがあるんです(汗)。
昔は厳しさに耐える!という風潮があったのですが近年は・・・
「それはいかん!生徒にも人権が」
「頑張らなくてもいいんだよ」
という風潮があるような気がして(汗)とにかくピアノが弾ける上級者が減ったと思うんですよ。
さて、他にテクニックだけでなく、音楽的にもかなり難関の曲だなあ、と思った伴奏曲はこれです。
これは本当に難しい伴奏曲で、音楽的にはドビュッシーのような、現代曲のような難しさがありました。
これぐらいの曲になるともう大体候補者がほとんどいないんですよ。
私の生徒も、結局学年で二人しか応募しなくて、結局弾く羽目になった、ということでした。
ピアノという習い事って、とんでもなく地味な習い事で、まあほとんどが辞めていくんですけど・・・
多産多死?もしくはウクライナの戦場のごとく?
わずかに残った者、生き残った者が伴奏の仕事にありつけるわけです。
まあそこまでの多大な努力と、この時の一瞬の伴奏の仕事と、天秤にかけて、どう思うかは人それぞれの価値観ですが・・・。
ですがねえ・・・もっと悲惨でウクライナのドンバスの戦いのごとく、惨事を極めるオーディションが・・・
この三人とも同じ中学の同じ学年なんですが・・・この生徒たちでの学年伴奏オーディション(汗)
かなり熾烈な戦いです(汗)
みんな完璧にしかもうまく弾けるんですよ(汗)
三人ともそれぞれ、持ち味があって、微妙に三人とも音楽が違っていて三人ともなかなかうまい(笑)
でもその中から選ばないといけない。
しかしどういうわけか、この中学にはさらにもう一人別の強者がいて(会ったことはないんですが)、そいつが伴奏の仕事をかっさらっていくのではないかという噂(汗)。
ここの地域、学年だけ異常に血が濃い(笑)。
もう完璧にロシアFSB精鋭部隊 VS アメリカグリーンベレー VS イギリスSAS特殊部隊 VS チェチェン・カディロフ部隊での殺し合い(笑)。
まあそもそもピアノは「争い」ではなく楽しむものなので、それぞれがオーディションを楽しんでくれれば良いとは思っていますが・・・。
今日の格言