part2~”楽譜通りに弾くのはつまらないというけれど・・・”
うちの教室は高年齢化ということもあって(?+笑)年齢が高い人が多いです(汗)。
若返りが必要のはずが・・・どうも最近はアラフィフが多いです(汗笑)
で・・・年齢が高いと・・・何が有利かというと・・・
お金に余裕がある・・・ということはどうも私も含めて、ない様でして(汗)
私も含めて、みんなボンビーです(笑)。
それはいいとして。。。
年齢が高いと・・・みんな弾く音楽は結構よく理解している様です。
生徒の演奏を聞くとよくわかるんですが・・・どの人も音楽はよく理解している。
まあただ・・・ちょっと表現方法に難があって、テクニック的に小さい音が出しにくかったり、フィーリングはわかっちゃいるんだけど、音量の混ぜ具合のコツがわからない様なんです。
どこを抑えてどこを出すのか?
でも・・・頭の中ではイメージはよくできている。
アラフィフだとそういう理解度の様です。
つまり・・・アラフィフ以上になるとそこそこ音楽はわかっているんでしょう。
もちろん20代〜30代だとわからないことは多いと思います。
何ですかね?やっぱり年齢を重ねるとわかってくるんだと思います。
私から言わせれば・・・
正直クラシックってそんなに難しくないと思うんです。
どう弾いたら良いのか?って・・・確かに私も若い頃はわからなかったんですが・・・
今じゃ意外とわかります。音楽は。
何でこんなこと、若い頃わかんなかったのかなと?
もちろんわかっていても弾けるかどうかはわからないですよ。
まずテクニックがないので弾けない。
次に頭のイメージがあってもそれを具変化する音楽表現の方法がいまいちわからない。
まあ単純に音量の配分だと思います。
特殊なタッチの音色の奏法じゃないですよ?
某国奏法オカルト連中はそう言いたがるけど(笑)。
この2点だと思うんですよ。
でもそれだけの問題なので、それを私が導けばできると思うんです。
そう・・・クラシックはそれほど難しくない。
逆にいうと・・・
私はクラシック演奏に自分の個性を反映しちゃいけないと思うんです。
あくまでもその曲を解釈して汲み取って演奏すること。
作り上げることじゃないです。
曲を解釈してさらにそれに個性を盛る。
そんな面倒臭いことをするんだったらいっそのこと、作曲をしてしまった方が良い。
その方がよっぽど個性を反映できる。
もう一つ大事なことは
クラシックの勉強で大事なことは音楽ではなくて・・・
テクニックだと思うんです。
やはりその一言に尽きるかな?
実はみんなテクニックに困っている。
指導の大半は多分・・・テクニックだと思いますよ?
part2~”楽譜通りに弾くのはつまらないというけれど・・・”
よく巷で言われているんですけど・・・
”楽譜通りに弾くのはつまらない。良い演奏をしたかったら楽譜通りじゃなくて自分の個性を盛り込まなきゃいけない。さらに楽譜以上に音楽を自由に表現しないといけない”
っていうんですけどね・・・それ・・・間違ってますよ。
それは・・・
あなたが楽譜通りに弾けていないだけ。だからつまらない演奏になっている。
そもそも作曲家は自分の音楽をまず頭の中で作り上げて・・・
で、普段は自分が演奏してみんなに聴かせるんだけど、それを記述して残したり、誰かが弾けるように楽譜に残した。
それが楽譜なんですけど・・・
楽譜はなんの音とか、どういう強弱とかは簡単に書いてはありますよ?
でも・・・本当に作曲家が表現したかった”音楽”は残念ながら楽譜の記述だけじゃ不十分なんですよ。
でも紙の上に音符で書いて記録するにはこれしか当時は方法がなかった。
現代ではCDがあるからいいんですけど・・・。
もちろんラフマニノフとかは現代ではCDで記録が残っているので、それを参考にすることはとてもいいことだと思います。
でもラフマニノフだって全てを録音してはいない。
でもあとは・・・楽譜に書いてある音楽を奏者が正確に読み込んで推測すれば、できると思うんですよ。
その”推測”が残念ながらみんな不得意だったりする。
ちょっと加減がわからないから、なんとなくわかるんだけど弾いてみると上手く弾けていない。
だから・・・楽譜通りに弾くことは全然正しくて、それ以上にいじくるなんてことは必要ないんですよ。
あくまでも作曲家が思っていた音楽を推測してひく。
それが完璧だったら”名演奏”になるんじゃないかな?
それが、推測ができないから
「どうも演奏がイマイチだ!。じゃあ勝手にいじくって自分なりに楽譜を変えて演奏しちまえ!」
・・・っていうのが某奏法一派なんでしょ?
それで演奏がうまかったら良いんだけど・・・笑。
楽譜を正確に読み取ることほど大事なことはないですよ。
クラシック音楽の演奏というのは作るんじゃなくて
推測=正しい解釈
が大事なんです。