私がいつもお世話になっている調律師がヤマハのG3グランドピアノを改造したとのことで、工房に訪れて試弾をしてみた。
そのピアノは弦、ハンマー、響板、アクションを改造してありました。様々なパーツをヨーロッパメーカーの部品に交換、改造、そのお味は・・・びっくりするぐらいの出来でありました。
音はヤマハとは到底思えない!素晴らしい音であり、またアクションはびっくりする程の敏しょうさ!
もっとも驚いた事は、私がもっているC7よりも、中高音域はこのG3改の方が優っていたという事です。
私自身、本当はスタインウェイが欲しいのですが、そうはいっても、セミコンのスタインウェイでも600万はします。
庶民にとってスタインウェイをもつ事は、生活を犠牲にしない限り、一生無理でしょう。私も御多分にもれず、その1人ですが、この国産ピアノを改造する事なら、資金的に可能です!
もちろん、改造費は150万円ほどですが、それでもスタインウェイを買うよりかは安い。
ヤマハピアノはもともとの限界は低いと思いきや、パーツを変えて、あちこち改造すると、ここまで良いピアノに仕上がるとは驚きでした。
ピアノは、ハンマーや弦は使用量によっては、いつか寿命が来ます。その時、また新しいピアノを買うより、こうして改造することをお勧めします。