常々以前から思ってはいたのですが、もしかしてアップライトピアノに限って言えば、YよりKの方が良いように感じます。
Kのアップライトピアノの方が、どちらかと言うと低音が太い音がするし、より、グランドピアノに近い音がする気がします。
そして、アクションの感触などは、Yなどは、やたら軽すぎる傾向がある気がします。その点、Kのアクションはちょうど良い軽さの感覚の様です。
もちろん、Kにも不安な要素はあります。
Kは、どちらかと言うと、音量が出ません。そのために、Yのようなシャープな音が出にくい。
特に、夏場のような湿度は比較的高い時期になると、ばらつきはありますが、かなり音量が出ません。これはもともと、アクションの材料において、理由があるようです。
しかし、それでも、Kの低音域の太い音はなかなか捨てがたい物がある!
ここで言える事は、Kの最高グレードのアップライトピアノ(7〜8レベル)は、グランドピアノに迫るレベルであるという事です。
しかし、Yの最高レベルも(5レベル)なかなかではあります。
太い音はあまり出ませんが、絶好調の状態だと、特に高音域のジュラルミンのような音はなかなかです。
ここで、YよりKが絶対的に有利な点があります。
実は、Kの方がYより値段が安いのです。これは、おそらくネームバリューのせいなのでしょうが、それが中古市場においても反影しているので一般的にkの方がYよりも安い値段で手に入りやすい点があります。
ただし、音の好みは千差万別。
はたしてYかKか?
これはあなた自身が弾いて、決めてみて下さい。
ただし!グランピアノにおいては・・・(教育者&演奏者として言わせてもらいますが)もうこれは絶対!Yの方がいい!