まず始めに冒頭1小節目の右手は完全な脱力と重量奏法(重力奏法)が必要です。
どのショパンエチュードもそうですが、中途半端な脱力では絶対に弾けません。
逆に言えば、完璧に脱力ができていればこのパッセージはそれほど難しくないはずです。
ただし、その際、多少手首を動画のように左右に動かして弾くと弾きやすい場合もあります。うまくいかない場合はこのような動かし方も試してみてください。
そして最も大事なことは、決して右手を大きい音で弾かないこと。
この曲のメロディーは右手ではなく、左手です。
右手を大きい音であたかも、メロディックに弾くことは、音楽的にもテクニック的にもナンセンスです。