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3.多彩な音色の正体は音量、音の硬さ、の無段階の段差の組み合わせにペダル効果音(倍音とソフトペダル)によって生まれる。
多彩なピアノの音色の正体は
- 硬い音〜柔らかい音(それはさらに1万段階ぐらいの無段階があります)
- 大きい〜小さい音(それはさらに1万段階ぐらいの無段階があります)
- 右ペダルを使う場合はペダルを使うことによる倍音(響く音)による効果音
- 左ペダルを使う場合はソフトペダルによるさらなる柔らかい音の派生。
実はこの4つの天文学的数字の組み合わせによって生まれます。
もし仮に柔らかい音のみでずべてを弾いても、それは残念ながら多彩な音色、という感じにはなりません。
様々な音のタイプの組み合わせによって人は「多彩な音色」と感じるのです。
4.音色の正体は実は人間の独特の幻聴なのかもしれない。
実はこの辺り、人間の錯覚や幻聴的な要素を実は持っているのでは?と思えるのです。
実際には硬い大きい音と、柔らかい小さい音、この2つが揃った時に音色の変化を人間は感じるのですが、実際は人間は硬い、柔らかい、といった単調な音とは認識せずにもっと、多彩でカラフルな音が出てきた、と認識します。
しかし実際はもし機械で音を探知して分析したら「硬い大きい音と、柔らかい小さい音」
この2パターンしか認識しないはずです。
またペダルを使うことによって生まれる倍音(派生高音)もおそらく音色の一種です。
ペダルを踏みながら音を弾いた場合、強く弾けば高音の派生が多くなり金属的な派生音が出ます。
逆に弱い音の場合は、比較的柔らかいぼやけた音、つまりは倍音が少ない音が出やすくなります。
倍音というものは通常は多ければ多いほど金管楽器的なサウンドになり、少ないとハープのような甘い音になります。
この倍音の組み合わせも音色の正体です。
この点を、シンセイサイザーで実証してあります。