多彩な音色(タッチ)の作り方

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7.要は自分の耳とセンス。88個のステレオのボリュームを操作するように鍵盤を操ってよく聴く。

ご自宅にはオーディオコンポはございますか?

そのオーディオ機器のボリューム調節のつまみを思い出して欲しいのです。

テレビなどは昔と違って現在はリモコンで段階によって音量調節をしますが、ピアノの鍵盤の音量調節は、このオーディオのボリュームつまみのように無段階で調節して欲しいのです。

しかも88個のボリューム(ピアノは88個の鍵盤がある)があってそのどれ一つを取っても同じ音量ではなく、細心の注意を払ってボリューム調節をすること。

しかもピアノの音をよく聴きながら操作をすること。

各声部、各和音の構成音、この全ての音が同じ音量にならないように調節して弾くのです。

これが肝心です。

その時にどのような音量の配分で弾くのか?ここが奏者のセンスが必要になります。

私が指導をしていて、なかなか多彩な音色の実感ができない生徒の演奏パターンがあります。

それはダイナミクス(音量の差)があまり大きくない演奏です。

大概の生徒は音量の差が十分と思っているのですが私から見ると、まだ音量の差をつけられるパターンが多いのです。

もし自分の演奏があまり綺麗ではない、音色の変化に乏しいと思うようでしたら、大概は伴奏音がまず大きいはずなので、かなり小さく弾いてみて下さい。

鍵盤の全てが音量ボリュームつまみだと思って、特に絞ることを中心に実験してみてください。

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