このソナタ最終楽章は派手な曲ですが、テクニック的には重量奏法(重力奏法)を使えばさほど難しくはなくなる曲です。
ショパンならではの独特なテクニックをあちこちで使うことが多いのですが、手首の使い方が間違っていなければ、難易度はかなり楽になるはずです。
ポイントは
- 4の指の使い方
- 手首の使い方
4の指はあくまでも重さをかけて弾くことです。決して動かして弾かないこと。そのような動作をするとたちどころに指が固まって動かなくなります。
手首に関してはローリングと言われる動かし方で押したり引っ掻いたりします。
これにより最後の部分の左手の技巧はかなり楽になると思われます。
なお左手はあくまでも非常に軽い音で弾かなければならないので重量はごく軽い状態がベストです。