2.ピアノの構造で知る音色の変化の仕方part2
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Chapter7.アクションのシーソー感覚について
鍵盤のスピード調節はすなわち、動画のようにシーソーを動かすがごとく、バランスよく鍵盤を動かして欲しいのです。ただ鍵盤を押すだけでなく、日調節をして欲しいのです。
Chapter8.シーソーの原理について
シーソーの原理ですが、動画のように、単純にはこのような構造になっていると考えて差し支えありません。
一方の鍵盤側の抵抗感を感じながらバランス感覚で操作してくれると良いと思います。
それがパソコンのキーボードのような感覚で弾いてしまうと、一方通行のような弾き方になります。そうではない、ということを認識できると良いです。
Chapter9.鍵盤のスピード調節の仕方
結果的に、鍵盤のスピード調節をシーソーのように早い、遅い、感覚操作をできると良いです。
なお、このスピード調節は結果的に、音量に反映します。
つまり、スピード調節=音量の調節、と考えて差し支えないのです。
Chapter10.指を寝かすという危険な発想について
指を寝かすと良い音になるのでいつも寝かせて引くと良い、という通説がなぜかあります。
これは根本的に間違っています。
寝かせば良い音になるわけではないのです。
指を立てても良い音は生まれるし、寝かしても思いっきり突っついてしまったら汚い音になる。
つまりは鍵盤のスピード=音量の調節が大事なのであって、指を寝かすか立てるかは実はそれほど重要ではないのです。
なお、押すタッチというのは実はかなりのパワーが出る弾き方であって、扱いを間違うと、とんでもなく汚い音になりがちになります。
Chapter11.実践的な鍵盤のスピード調節
スピード調節はpppp〜ffffまで、実に幅の広い音量調節ができると良いと思います。
大事なことは押すとか変な奏法をすれば良い音が生まれるのではなく、あくまでも鍵盤のスピード調節で全てが決まると思って欲しいのです。
Chapter12.「タッチ」という言葉の語源について
タッチという言葉はそもそも、「触れる」という意味であって、奏法ではないです。
あくまでもどれだけ「触れる」ということなのか?
海外ではあまり「タッチ」という言葉で奏法まで指導はしません。
どういう音量で弾くのか?海外のレッスンはこれが全てです。
Chapter13.蓋は全開の方がタッチ感、シーソー感、音量調節をマスターしやすい
グランドピアノを持っている人は蓋は多分ほとんどの人が閉めていると思います。
ですが、ピアノのタッチ感、シーソー間をマスターたいのであれば、本来は全開で練習した方が良いのです。
蓋を開けると音がうるさいと思うかもしれませんが、でしたらタッチ感(スピード感)を調節して音量を欲しいのです。それがまさにここでいう、タッチ間の練習になるのです。
Chapter14.指は本当は立てて弾いた方が繊細な音を実は作りやすいこともある。
本来指は立てて弾いた方が繊細に音が出やすいはずなのです。指の先っぽの方が、より繊細だからです。