早わかり脱力奏法(重力奏法)スピード講座

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2.大事なことはいかに楽に鍵盤を効率よく弾けるか?

スポーツでは当たり前だと思いますがいかに効率よく体を使って無駄なエネルギーを使うことなく競技をするかは当然の成り行きです。そうでなければどの選手も故障から逃げられません。

どの選手も筋力によるパワーだけでは無理であることは承知だと思います。

同じようにピアノも一種のスポーツと同様です。

どうやったら省エネルギーで疲れることなく脱力で鍵盤が弾けるか?

そこには慣性の法則および重量を使った脱力重力奏法というものが存在します。

例えば次の動画をご覧下さい。

脱力奏法をもし体験して見たい場合はこの方法が最も簡潔にわかりやすく体験できる方法だと思います。

もちろん、一般的な日本人の場合はここまで腕の重さは重くないとは思いますが、理論上証明するにはこれが一番です。

実際外国人は体格が良いので、この2Lペットボトル分の重さ以上はあるはずです。

よって無意識に脱力奏法(重力奏法)をしていると考えた方がよろしいと思います。

動画による早わかり脱力重量(重力)奏法スピード講座・動画実践編はこちらから

3.ハイフィンガーテクニックについて

また、不遇な事に、日本では、西洋音楽が導入された時に、脱力奏法(重力奏法)が導入されずに、ハイフィンガーテクニック(指を高くあげて、もしくは指の力のみで強引に弾く奏法)が、間違って導入されてしまった事が原因で、今日の日本のテクニックの問題が、残っています。最近では、かなり改善されているとはいえ、根強く、このハイフィンガーテクニックは一流音大でも、未だに指導されている現状なのです。

ピアノは、あなたが思っている以上に楽に弾けると思って下さい。

まずは、この講座を読む前に、あなた自身がピアノはもっと楽に弾けるはずだという気持ちを持って欲しいのです。事実、本当にピアノは楽に弾ける物ですし、女性でもある部分の筋肉を多少鍛えれば、何不自由なく弾ける物です。

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4.ツェルニーやハノンをやみくもに練習してもテクニックは付きません

ツェルニー練習曲の60番まで、やみくもに弾けばテクニックがつくかというと、それはありえません。

ツェルニーはテクニックの向上に役には立つ教材ではあるとは思いますが,現状ではそのほとんどの生徒がやみくもに脱力を考えずに力を入れながら練習をしているのが現実でしょう。

さらに言うなら、ツェルニーを全曲やる事は集中力の欠如を生み、やる気をそぐ元になると考えています。

しかも,10代のうちに良質な音楽性を身につけたい時期に,あのような非音楽的でかつ膨大な練習曲を練習する事は,はなはだ時間の無駄があると思います。

同時に、ハノンを何も考えずに片っ端から練習する事は、やはり疑問を感じます。

もちろん、スケール,アルペッジオや3度練習などは非常に大事な技術であり、将来全曲習得する事が望ましいのですが、しかし全曲弾けるようになったからといってその人が脱力を習得できたかと言えば、それは違うでしょう。

実際、私のところに訪れた人で、かなりハノンやツェルニー50番を片っ端から練習してきた人は(音大生も含めて)大勢いましたが、残念ながら、脱力をきちんと習得している人はいませんでした。

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5.もっとも効果的な方法はハノンの併用およびハノンの完全習得

ではどのようにして脱力奏法(重力奏法)を習得すれば良いのか・・・。

当音楽院では,もっとも効率よくテクニックを身につけるにはどうしたら良いかという発想から、曲を弾いている時にその弾きにくい部分に似たパッセージをハノンから選んできて併用しながら,効率よく再短時間でテクニックを身につけさせるという方法を取っています。

意外と知られていませんが,ハノンにはピアノのテクニックがすべて凝縮されて入っています。

6.小学生のテクニック指導について

小学生にツェルニー30番や、100番を練習させる事は、当たり前となっているようですが、私はそれも無意味と考えます!

たしかに一時的に指は強くなるでしょう。

当然の事ながら、コンクールなどで難易度の高い曲を弾かせるとしたら、もうこれは「ハイフィンガーテクニック」以外あり得ません。しかし、それはもともと強引な腕力でピアノを弾いているに過ぎないのです。

その証拠に、練習曲で指を鍛えた小学生のタッチは固い!おまけに手や腕もカチカチな事が多い。

この手や腕に力を入れて弾く事を覚えてしまった生徒に今度は「脱力」を指導するという事がどれほど非効率的である事にどれくらいの指導者が気付いているのでしょうか?

村田ピアノ音楽院では、脱力テクニックの指導は腕の重さがある程度あり、かつ手の骨格がしっかりしてきた小学6年生ぐらいから始める事にしています。

もしも、何とか小学生が指を鍛えたいと思うのなら・・・ツェルニーなどしないで、一般の教則本を片っ端から練習する事です。

なぜなら、小学生にとって必要な事は、テクニックの習得ではなく、むしろ、読譜力や、ソルフェージュ力、表現力の養成の方が重要だからです。読譜力、表現力が養われるととともに、指を強化する・・・これは一般の教則本の練習で、十分えられます

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7.ロシア奏法やデメリットについて。

日本には様々なロシア奏法を指導している講師が多数いると思います。

その大方は正しい、無理のない奏法を指導しているとは思うのですが、一部の某奏法指導集団は(これはロシア奏法を指しているわけではありません)実際は独自の日本人が作り上げたおおよそ本来のロシア奏法とは全く違う内容のようです。

またこの集団は理解に苦しむオカルト的な不思議な奏法を指導しているようです。

例えば

  • 体重が重い程よい音色が出る。もしくは手が分厚いほど劇的に音色が良くなる。
  • 全体重は鍵盤に100%かけると劇的に音色が良くなる。
  • ピアノは立って練習するとテクニックが劇的に進歩する
  • 手は『ハの字形』をすると劇的に音色が良くなる。
  • 指は腕立て伏せをして鍛えると音色も劇的に良くなる。
  • 手のひらにさらに手を入れてかき混ぜると音色が劇的によくなる。
  • 指を捻りながら鍵盤を弾くと劇的に音色が美しくなる。
  • 椅子は一番高くして弾くと音色が劇的に良くなる。
  • 某極寒奏法で弾くとピアノの調律が直る。
  • 某極寒奏法で弾くと聞こえない音が聞こえるようになる。
  • 倍音基音という言葉を使いたがる。

大方のロシア奏法は無理せずに体や腕の重さ、腕を利用して弾くのであり、手のフォーム等に多少の違いがあるにせよ、到達しているところは同じで、多少説明においての方法、処方が違うと思っています。

ただごく一部の某奏法指導集団(これはロシア奏法を指しているわけではありません)においては、全く違ったアプローチをしており、どちらかというと日本人が独自に開発した奏法と考えた方がよく、要注意です。

そもそも”いわゆる”ロシア奏法”は、ハンガリーのリスト、およびポーランドのショパンが始めた奏法で、この時代にピアノ楽器の原型が出来始めて、今までの奏法では弾けないぐらい鍵盤が重くなってしまったために、生み出されたと考えています。

それが主にリストの弟子に伝わり、(ショパンはあまりプロの弟子を持っていなかった)その弟子たちの幾人かが(その一人がTeodor Leschetizky)ロシア、オーストリア、ドイツなどにわたって(例えばモスクワ音楽院で)音楽教育で使ったに過ぎないわけで、大元の起源はブダペストのリスト、およびワルシャワ、パリのショパンにあったと言った方が良いと思っています。

考えようによっては「リスト奏法」と言い換えた方が正解です。

また、いわゆる「ロシア奏法」といっても全てのロシア人が一つの決まった奏法ということではないようで、各教授もすべて違う奏法手法を取っており、同じようにハンガリー、ポーランドの奏者も皆考えが若干違う奏法を各自取り入れています。

実際、20世紀には「ロシア奏法」という名の奏法は実在していませんし、各教授たちの奏法、考え方が違うのでそれをひっくるめて『ロシア奏法』というのはいささか乱暴な話です。

結局はロシア人が特別なテクニックで弾いているというわけではなく、全世界のトップレベルのピアニストならば、似たような効率の良い弾き方をしているだけだと思います。

またどこがオリジナリティーとか、特許、メソッドという考えはあまり意味がなく、また、どこの奏法が正しくて、誰の奏法が間違っているというのも無意味で、単純にどの奏法も一つの道具としてはすべて正解だと思います。

私はブダペスト生まれのTeodor Leschetizky(リストの弟子)の孫弟子ピアニストから、脱力奏法(重力奏法)の基礎を学びましたが、その先生の奏法とも、また若干違います。しかし到達点は同じです。

アレクサンダー奏法というのは体の構造をもとに考えられた奏法で、身体に無理のないような奏法という意味では大変良い考えだと思います。

体全体の使い方においては私も頷ける内容もあり、大事な内容です。

ただ、細かい奏法手法まではないようなのでそのあたりを私なりに言わせてもらえれば、脱力重量奏法と混ぜ合わせて参考にすれば良いかとは思います。

結局は、それぞれの奏法を習った後で自分なりに自分に合った奏法を確立すれば良いだけのことと私は考えています。

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8脱力奏法(重力奏法)のデメリットについて

ズバリ!脱力奏法(重力奏法)のデメリットは何と言っても習得が難しいということに尽きると思います。

今までの弾き方を180度転換するので全ての今までの奏法を否定されるところから始まります。

指を動かなさい、指の力に頼らない、腕力は無視する、腕の重さを常に意識する、小さい音を出せるようにする、常に脱力を心がける・・・等。

実際取得を諦めてしまう人は大勢位いるはずです。

これにはそれ相当の忍耐が必要で、かつ今後演奏活動がある人は、今までの奏法を変えなくてはいけないわけで、非常に困ってしまうわけです。

その結果、脱力奏法(重力奏法)を諦めて今までの奏法でやはり引き続ける人はいると思います。

しかし、いつかは奏法を変えないと、いつまでも無茶な奏法では体がもたないし、繊細な音が出ません。

脱力奏法(重力奏法)自体に弱点、デメリットというのは存在はしないと思っています。

なぜなら、世界のトップレベルのピアニストはみんなこの奏法を使っていますから。

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9.脱力奏法(重力奏法)を制する者は音色(タッチ)も制する。

音色(タッチ)の変化を自由自在に操ることはピアノ弾きにとっては重要なことですが、ここに脱力奏法(重力奏法)が不可欠になります。

業界では音色の正体において様々な意見がありますが、至極簡単で音量を自由自在に操れる者だけが音色の変化を獲得できます。

そのためには音量の変化を簡単かつ楽にできる奏法(タッチ)が必要になります。

これが脱力奏法(重力奏法)といわれるものです。

この奏法をいかに取得するかであなたの音色は今よりも数万倍にもカラフルな演奏を取得できるのです。

なおこちらには音色(タッチ)に関しての講座があります。ご覧ください。

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もっとわかりやすい脱力奏法(重力奏法)講座