芸術って何?
芸術って何?part1
昔、自分が大学を受ける時、滑り止めで昭和音大に受けに行ったんですよ。
最も自分が当時ついていた先生は昭和の先生だったので受けに行ったのは当然なのですが・・・。
それで・・・確か入試の中に国語があって、その中の問題に論文形式があったんです。
その内容が・・・
「ベートーベンなどのクラシック音楽は芸術的ですが、一部ではビートルズの音楽も素晴らしい芸術音楽だと言う人がいます。あなたはどう思いますか?芸術とはなんですか?」
と言う論文形式でした。
こんな難しい問題を高校生に出すのもどうかとは思うのですが’(笑)
これ、・・・今考えても、はっきり言って答えは出ません。
ちなみに・・・後で先生に聞いたら・・・その問題文の点数は・・・「0」だったそうです(笑)
結構真面目に書いたんですがね。
ですが・・・それなりに答えを・・・もう30年も経っていますが(笑)書いて提出してみようかと。
とりあえず今日は夜遅いので明日書きます。
ちなみに1900年代の音楽って・・・
こんなところですよね!
結構懐かしいです!
でも・・・探していたら・・・私の特にお気に入りの曲は・・・
これは文句なしに、全てにおいて
芸術的作品
この曲の歌詞の意味、あなたは知ってますか
芸術って何?part2
この間の発表会の時、youtuberヴォーカルの宮恵さんに歌ってもらったんです。
もちろん、宮恵さんはそもそもクラシックのソプラノ歌手なので、ついでにイタリア歌曲を
これも歌ってもらいました。
両方とも、ほんと!すんごいうまいんですが・・・。
でも思ったんです。
スティービーワンダーは宮恵さんから見れば「クラシック」です(笑)。
そう!USA-POPSもイタリア歌曲も若い人にとっては同じレベルなんです。
なのでこうやって両方のジャンルを歌うことはとても意義はあると思います。
一方でスティービーワンダーは私の若い頃の世代のそのまま生きているアーティストじゃないですか!(もちろんまだスティービーワンダーは生きていますよ!)
それがビートルズやプレスリーともなると、死んでしまった人も出てきますが。
その昔、1900年代初頭は、ラフマニノフも生きていたし、ショパンが死んでまだ50年ほどしか経っていなかった時代なんですよ。
宮恵さんが「尾崎豊」の曲を歌うようなものです。
今だったら、尾崎豊の印象とか、歌い方とか、表現とか・・・そう言うものは言い伝えとかはあるとは思いますが・・・
流石にショパンやリストとなると、もう遠い昔の人です。
もっともラフマニノフだったら、自作自演が残っているので、参考になりますが、ショパンやリストがどう言う演奏をしていたかはもう知る由もありません。
そこが現在、”解釈”で非常に揉めているところです。
ただ・・・現代のクラシック奏者のように、作品をさらに勝手に解釈して自分なりの演奏をする、ということは反対です。
「リメイク」と言う形で現在ではPOPの世界では変えて演奏することはありますが、クラシックを本来はグールドやポゴレリッチのように勝手に変えて弾くことは私は勧めません。
そんなことするんだったら、自分で作曲して演奏すれば良い。
コルトーがそう言う行為を「作曲家への冒涜」と言っていましたが、なかなか個性的な演奏を
すでにしちゃっている(?+笑)コルトーが強くそう言うのは納得できます。
もちろん、ビートルズカバー、ビリージョエルカバー、そう言うことは自由ですが・・・あまりにも変えて演奏することは本人たちも望まないでしょう。
だから・・・
クラシックは各自、もっと曲を自分たちで作って発表していかないといけないんです。
J-POPの世界のように。
それをしないから、今のクラシック界の衰退がある。
うっかり、芸術に関しての記述を忘れてしまいました。
次回は必ず、芸術とはなんなのか?を書きたいと思います。
ちなみに・・・
私は現在の海外POPにはあまり興味が持てません。
年寄りだからでしょうか?(笑)。
いや・・・なにかが足りないです。
だったらよっぽど日本のJ-POPのアーティストの方がよくできている。
こう言う曲はもう出ないんですかね?
それとも単に知らないだけか?
芸術って何?part3
さていよいよ、芸術とはなんなのか?・・・の本章に入りたいと思います。
芸術とはなんなのか?・・・
そんなの、中身なんてある訳ないじゃないですか!(笑)
何か深い意味や、深い論理があるのか?・・・と思ったら・・・
大間違い!(笑)
私は思うんですが、あるものが芸術的なのかどうか、というのは・・・実は本人が「素晴らしい!芸術的だ!」と言ったら、それでその作品は芸術なんです。
そしてそこに、多数決という、大勢が賛同するか?それともごく少数ではあるけれども、賛同する数人がいる程度か?・・・も関係ありません。
そしてその作品の質自体も本当は関係ないんです。
あとはそれをみんなが「そうだそうだ!それは芸術作品だ!」と言って仕舞えばそれは芸術作品なのです。
例えば・・・
これらジョンケージの作品は20世紀のれっきとした現代芸術作品の一つです。
正直、ほとんどの人が「なんじゃこりゃ?」と思っている。
でも・・・ごく少数の作曲家が「これは素晴らしい!」と言って仕舞えばそれで論議終了なのです。
なので・・・ベートーベンとビートルズ。どちらが芸術的で、もしビートルズが芸術というのならばなぜそうなのか?説明せよ。
・・・と言われたら・・・
ビートルズは感動させる何かがあり、心を揺さぶられます。よって芸術作品であることは明らかなり(笑)
・・・と、書けば100点なのです。
つまり・・・昭和音大の採点をした先生は多分採点を間違っていたのでしょう(笑)。
さて・・・ここで皆さんに言っておきたいことがあります。
ショパンのピアノ芸術とはなんなのか?ラヴェルのピアノ芸術とはなんなのか?
・・・そんなの、自分で考えて欲しいんです(笑)。
自分で感じて、考えて、出した結論があなたにとってのショパンの、ラヴェルの”芸術”なのです。
お偉い学者が発言することに意味はありません。あなたにとってのショパン、ラヴェルがなんなのか?・・・それだけで十分です。
ただ・・・私自身が感じたことを言います。
どんな作品でも一応クラシック音楽の場合は・・・
多分”音の美しさ”にあると自分は思っています。
その程度の答えしかありませんが、ショパンやラヴェルの作品に相応しい音色で弾いた時に、その芸術性が出てくると単純に考えています。
もちろんその音色を聴いた時にバックにある音楽に感動しなければいけないのでただ単に美しい音色で弾けば良いわけではないのですが。
ただ一応、クラシックピアノを弾く時には、その音色の美しさにある音楽性に気を配ってもらえれば、ほぼOKだろうと。
あんまり深く考えないことです。
なので世間では何かとなぜか”ロシアンピアニズム”とか”ショパンピアニズム”とかよく言っている某団体がいますが、あれは全くもって形骸化した言葉だと思って間違い無いです。
あそこは何も研究していないです(笑)。格好だけ。
あ・・・それから・・・
これらも芸術的だ!・・・と言ってしまったら誰も反論できないです。
無論、大多数の男性は分かってもらえると確信しておりますが・・・
ひょっとするとジョンケージ並の認知度レベルかもしれません。