
ホロヴィッツもゲキチも共通していることは若い頃はあんまり上手くなかったってこと(笑)。
特に1960〜70年代の(CBS)ホロヴィッツはスクリャービン関係は良いけど他はあまり上手くないし、1930年代の録音(E MIやHMV)はそれよりは良いんだけど、勢いだけといいう時もある。
ただ時折見せる若い頃のカリスマ的な演奏はどちらも歳を取ってからがすごいんじゃないのかな?
それが二人とも共通していると思います。
この日のゲキチは本当にすごかった。
特に小さい音の扱い、美しい音、pppの音は本当にすごかった。
音色をどうやって変化させたら良いのかのお手本だったと同時に、どう歌わせたら良いのか?の見本だったと思います。
正直、見せどころはほとんどソフトは踏みっぱなし。
こういう人はヨーロッパに行くとゴロゴロいる。
それと・・・アルゲリッチに比べたら遥かにこの人の方が上手い。
別にモスクワとかロシアには関係ないけど、はるかにうまい。
そこには国柄とか奏法とかは関係ない、の一言に尽きる。
音の扱いは・・・私はこういう人を目指したいなあと思います。
私自身、あまり大きい音は好きじゃないです。小さい音、小さい表現の中でどこまで音楽を表現できるか?
それを晩年のホロヴィッツもゲキチも表現しています。
アルゲリッチは主に大きい音、ド派手な音、情熱的な音しか出していない。ありゃダメだ。
あんな演奏、なんでロシア奏法連中は好きなのかね?
ああいうピアニストは私は何の魅了も感じません。
