母校音大のコンサートに行ってきました。

ケマルゲキチ、ピアノコンサート

いつ聞いてもこの名前、聞くとどうしても「キムチ」を連想する。

それはいいとして・・・

本来はコンサートはやらないはずだったのですが、緊急宣言が解除されたからだと思います。

いきなり、ゲキチのコンサートが開かれるという情報が入ったので行ってきました。

東京には複数の友人がいて、ついでにあちこち行って喫茶店でも誘ってから後でコンサートに行こうかなと思ったんですが・・・。

このコロナご時世。

コンサート終わったら終わったで、食事もお酒もできないので、お誘いもやめましたよ。

友人関係誘ったら間違いなく酎ハイ買って100%路上で「路上飲み」絶対やってしまうと思ったんで(汗)。

久しぶりに東京に出てきましたが・・・

しかしこれがですねえ・・・すんごい人だかり。

びっくりしましたよ。

しかも電車内は混んでいるばかりでなく、若者は大声で笑いながら普通に話しているし(汗)。

完全にコロナ慣れしてると思いました。

コンサート会場にも行ったら・・・

これが結構満席(笑)

どこからコンサートやるなんて情報拾ってきたんだか(汗)

さて、コンサート内容ですが・・・

かなりのオンパレードですが、ゲキチはムラがあるので、全ての曲を全力で弾く事はないだろう、と思ったら・・・・

はい、当たってました(汗)。

まず前半はあまりよろしくない演奏(笑)

と言っても普通によく弾けています。

普通に弾けている。

ただ・・・本気で弾いていないなと。

後半も・・・前半よりは良くなったのですが・・・(汗)

結局、絶好調だったのが最後の

「ヘクサメロン」という曲。

こんな曲知らねー(笑)

しかも美味しそうな名前ー。

しかし、結局これが一番念入りに練習されていて、非常に上手い演奏でした(笑)

最後の曲が一番上手いという事はよくある話で、そもそもピアニストにとって、全曲全力という事は体力的には無理な話。

おおよそ前半は流して弾いているという事はよくあります。

ただ・・・それでもよく弾けているんですよね。

一応楽譜通りに弾いている。何も問題はない。

多分コンクールでも高得点の弾き方です。

でも何かが足りない。

非科学的な話ですが・・・

結局魂が入っていない演奏というか・・・。

ぶっちゃけ、究極の表現をしていないんです。

いや何度も言いますが、楽譜通りに表現しているんですよ?。

でも微妙な、ここぞ!という音量の変化がないんです。

そういう微妙な音量変化というのは、パソコンがデータ解析してもおそらく、あまり意味のない解析となって、どこぞの音量変化が1秒後か、0.5秒後か、というデータでしか出てきません。

しかし、その0.5秒後の音量変化が人間(聴衆)にとっては決定的なことなんです。

それを業界では「感動」と言います。

この「感動」という言葉ほど、非科学的な言葉はないです(汗)

科学が「感動」を解析できるかと言ったら・・・

できんでしょう。

やったとしたら、脳内の血流が一瞬ドバッと増えたとか、心臓の脈拍が一瞬増えたとか?

いやそれもないかもしれない。

逆にいえば・・・

「感動」させるテクニックバイブルなんて・・・ない(笑)

ピアノテクニックはあってもですよ。

そんなこんな・・・

絶妙な最後だけの全力演奏をして終わりました。

聴衆も「また今回やってくれた」と思った事でしょう(笑)。

感動的な演奏ってなんなんでしょうね?

究明は続く・・・。