早わかり脱力奏法(重量奏法、重力奏法)スピード講座
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インデックス
- 脱力奏法(重量奏法、重力奏法)とは・・・(ジストニアについて)
- 大事なことはいかに楽に鍵盤を効率よく弾けるか?
- ハイフィンガーテクニックについて
- ツェルニーやハノンをやみくもに練習してもテクニックは付きません
- もっとも効果的な方法はハノンの併用およびハノンの完全習得
- 小学生のテクニック指導について
- ロシア奏法と重量奏法の違いについてもしくはデメリットについて。
- 脱力奏法(重量奏法、重力奏法)のデメリットについて
- 脱力奏法(重量奏法、重力奏法)を制する者は音色(タッチ)も制する。
科学的検証
1.脱力奏法(重量奏法、重力奏法)とは・・・
ピアノは、ベートーベンなどの時代は、鍵盤が異常に軽かったため、指先で弾く事が可能でしたが、現代のピアノでは、その弾き方では弾きにくいほど、鍵盤が重くなっています。そこで、指先の力ではなく、腕の重さや,上半身の重さを鍵盤にかける事により、鍵盤を押す弾き方を重量奏法と呼んでいます。
どうして、あのように、楽に力を入れないでピアノが弾けるのだろう?
たとえば一般に指の力で弾く事が不可能である証拠に、技巧的に難易度の高い曲を弾くと、腕が痛くなったり、また、指先が回らなくなったり,腱鞘炎になったりといった事があると思います。
また近年ではジストニアと呼ばれる手の病気が多いと聞いていますが、これも指の力に頼った弾き方が原因ではないかと私は考えています。
また引っ掻く奏法を主にしている、某 ロシア重量奏法、重力奏法もこの指の力に頼っているため、ジストニアになる危険性があります。
指の力で弾く場合、往々にして良く見かける弾き方に手が硬直した形で弾いているパターンがあると思いますが、またそれとは別に(特に外国人のピアニストに多いのですが)手や腕が非常にリラックスして弾いているパターンもあると思います。
・・・どうして、あのように、非常に力を入れないでピアノが弾けるのだろう?・・・
そう思った方も多いと思います。 弾き方としてはこんな感じです。
私の奏法は絶対に力入れません。完全脱力を否定する講師がいますが、言っている意図はわかりますが、学習者にとっては、それではいずれ筋肉痛を引き起こすことになります。
ハノン、ツェルニー、ブルグミューラー、ショパンエオリアンハープの場合