ピアノの音色の真相などなど・・・

最近夜な夜な色々作業をしております。

実は録音の実験を毎晩やっておりました。

とあるホールで録音すればそこそこいい音質で撮れるのですが、ホール代も高いし、いつも取れると限らないのでなんとか自宅で録音ができないものかと。

そうやって実験を繰り返していたのですが・・・

マイクはかなり高価なものを2本用意して・・・

でも実はそれ以外にも色々な機材が必要で・・・

その機材も結構高価なものが必要となりまして(汗)

それ以外にも色々扱い方を勉強しました。

ミキサーやプリアンプ、USBインターフェイスなどの装置等・・・って多分普通の人は聞いてもわからない話だとは思いますが(笑)

それだけ録音は難しいし技術が必要なんです。

音楽講座にはなんと言っても良い音色で録音したいのですが・・・

それに伴うには結構求めている機材が高価でして(汗)

いずれは良いyoutube講座を上げることができるとは思います。

さて・・・今日は新しい発見の話です。

実は・・・音色の正体が本当にわかったんです。

ピアノから出てくる音色の違いなんてどう考えてもピアノは大小の音量と硬い〜柔らかいの違いしかないじゃないかと・・・。

そう思っていて、でもなんでそのはずがあらゆる音色が出てくるんだろうと。

そこが謎だったのですが・・・

音色の実態は・・・人間の脳の中の問題だったんです、やっぱり。

音色はあくまでも機械が測定したら単なる音量の違いと硬さの違いだけ。

でも・・・曲においてはその材料を使って、曲を表現していたんです。

不思議な話なのですが・・・

例えば・・・

これ。結構美しい演奏と音色ですが・・・

この音楽は実はこの曲が好きな人なら、すでにその人の頭の中にあるんです。音色も一緒に。

月の光が好きな人ならおおよそ、この音色のデータがあるんです。脳の中に理想の音色がある。

こういう演奏であってほしい・・・そういうデータが知らず知らずにある。

その頭の中の音量、硬さ〜柔らかさのデータが演奏で一致した時、人は感動するんです。

もちろんドビュッシーが作曲した時もそのデータはすでに出来上がっていたんです。

全ての音量の大小、音の硬さ・・・その材料パズルを後は現代のピアノでもう一度再現していく。

パズルが全てうまく合致した時、自分で弾いていても「うまく弾けたな」もしくは「ああ、いい曲だな」と思うのです。

私のHPのどこかにも書いたのですが、そもそもある演奏に感動するということは、その曲をすでに理解しているんです。音色も一緒に。

逆に子供とかは多分上手い演奏なんか聞いたって多分良さはわからない。

猫に小判なんです。

脳内にそのデータがまだないんです。

だから感動するということはその曲もいつか、その人も同じように感動的な演奏はできるはずなんです。

そんなに難しいことじゃない。

それが・・・

クラシック演奏は難しくない・・・と言うお話です

どんな人でも頭の中に理想の演奏や、上手い人の演奏が思い浮かべば必ずそう弾けるはずなんです。

できない場合は・・・

その組み立てがうまくできない証拠です。

言っていることわかりますかね?(笑)

話は変わりますが・・・

上のyoutube演奏、色々とすごいことがいっぱい発見できます!

まずこのピアニストは・・・年齢が90歳の時の演奏だそうです!

すごい!

そして全く力んでいない。

そして・・・某極寒奏法一派が最も馬鹿にして、下手呼ばわりするフランス人(笑)。

そして上記のyoutubeの解説の中に・・・

”感動的な解釈演奏”

と書いてあります。

日本だったら変に「個性的な演奏!」とか言いそうですが・・・

海外はわかっているんです。

クラシック演奏はあくまでも

interpritation=解釈演奏

であることを。

それが・・・

クラシック演奏に個性なんていらないじゃん!

・・・と言う私の意見です。