ピアノ音色の正体

4月下旬に二人の演奏を聴きに行った。

二人ともレベルは同然の如く最高レベルですが・・・まあ趣は同じですがタイプは完全に違ってました(笑)

アムランは完璧な正統派ピアニストです。

かつ、十分過ぎるほどの美しい多彩な音色。

絶対に弄らない純粋のショパン。

完璧にショパン協会が推すわけです。

そしてアンリは・・・超個性派(笑)

まあ正直楽譜は無視で(笑)予想がつかない演奏です。

それでも非常に音楽の運びには凝ったものがありまして(笑)遊園地のアトラクションのような感じです(笑)

さて・・・どちらがどうとかはその人の好みなのでどうでも良いのですが・・・

問題は・・・二人とも音色に関しては多彩ですが・・・

果たしてあの音色はどうやって出すのか?

旧ロシア奏法派(?)は色々と首を振るだの、手をかき混ぜて空気をかくはんさせるだの、身体から素粒子波動を出して変えるだの・・・。

アムランはかつてなんとかベルマンというロシアピアニストに習っていた時期があったので旧ロシア奏法派は

「あれがロシア奏法の国家機密奏法だ!」

というのでしょうが・・・汗。まあ非常に馬鹿馬鹿しい話です。

もちろん私も若い頃は音色の変化のさせ方はわかりませんでした。

今となっては・・・全てわかりますが・・・

結局音色の変化ができない指導者がロシア奏法とかいう不思議な魔力で解決しようとしたんだろうなと。

正直、まともな頭脳を持っていて、音色の変化の方法を知っていたなら・・・ああいう発言は絶対しません。

ここで音色の正体を明かしましょう。

音色の正体は音のダイナミクスです。

ただし、そのダイナミクスのための音楽の設計図(音楽の作り)がなければダメです。

なので音楽の解釈が要ですが・・・。

ただダイナミクスの変化、特に小さい音を出す奏法は本当に難易度の高いテクニックでして・・・

それが到達しないと難しい。

そういう面で小さい音を出す奏法の処方でロシア奏法とか言うんだったらまだよかったんですよ。

それが世間で言う”タッチ”なんです。

加えて音楽の想像力がないとできない。

なので・・・

旧ロシア奏法指導者諸君は・・・

オカルト奏法の研究に引き続き・・・頑張ってくれたまえ!!。