多彩な音色(タッチ)の作り方

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多彩な音色(タッチ)の作り方

タッチと音色に関しての新しい記述ページがこちらにもございます。こちらもご覧ください『ピアノの構造で知る音色の変化の仕方』(new)

  1. ピアノの音色を変化させるために奏者がやることは実は音量の調節。これだけしかないのです。
  2. タッチの仕方で音色が変化するのではなくてタッチの違いで鍵盤のハンマーのスピードが変化しただけに過ぎない。
  3. 多彩な音色の正体は音量、音の硬さ、の無段階の段差の組み合わせにペダル効果音(倍音とソフトペダル)によって生まれる。
  4. 音色の正体は実は人間の独特の幻聴なのかもしれない。
  5. たった一音だけ弾いたら巨匠も子供も猫も同じ音色でしかない。音色の正体は2音以上の組み合わせ。
  6. 音色の操作において奏者にできることはたったの2つ。音量の調節とソフトペダルの使用。これだけ調節すれば良い。
  7. 要は自分の耳とセンス。88個のステレオのボリュームを操作するように鍵盤を操ってよく聴く。
  8. 最終的には自分の耳、感性が多彩な音色のテクニックである。
  9. 一部の某重量、もしくは某ロシア奏法を使っている指導者は音色の正体が倍音であると言っていますがそれは正しくありません。
  10. 音色の変化には重量奏法、重力奏法奏法がカギとなります。
  11. 正しい倍音についての定義(倍音が重要と言う一部の某重量、もしくは某ロシア奏法指導者がいますが科学的に間違っているので音響学的に正しい説明をします)
  12. 指は立てるのと寝かすのとどう違うのか(指を寝かせて弾いたら違った音色が発生するわけではない。)

なお、こちらにも音色に関してのページがございます。ご覧下さい。

1.ピアノの音色を変化させるために奏者がやることは実は音量の調節。これだけしかないのです。

カンタービレな演奏の様々な要素の中で最も最初に論じなければならない内容に、この「音色」があります。

音色とはなんでしょうか?

あたかもピアノは幾つもの音色を奏でるかのような記述は多々あります。

そしてその数多くの音色を出すための様々なタッチがあるとも言われています。

それは間違ってはないのですが、奏者側にとってできることは限られています。

それは、演奏者は音量の変化のみしかできないし、それのみによって結果的に音色が変化するだけなのです

特殊なタッチで弾くから音色が変化するわけではないのです。

逆に言えば、音量の変化に細心の注意を払うことができて初めて、音色の変化の習得ができるのです。

もちろんそのバックには、自分の音を冷静に聞き分けることが肝心です。

鍵盤の押し方が(タッチが)違うから違う音色が生まれるわけではないのです。

押し方が違うことにより鍵盤のスピード(音量)が変化するだけに過ぎないのです。

実際は音量だけではなく、音の硬さ(柔らかさ)、強いてはどれだけ高音部分が派生するかにかかっています。

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